岐阜大仏からもすぐ、

 

岐阜公園の一角にある洋館。

 

昆虫好きにとっては、聖地のような場所。

*苦手な方は記事をスルーして下さいね

 

◆名和昆虫博物館◆

(国登録有形文化財)

 

看板の"蟲"の字が良い。

 

ギフチョウを発見した名和靖氏が明治29年(1896年)に、害虫駆除の研究を目的として設立した「名和昆虫研究所」が前身。

 

大正8年(1919年)に昆虫博物館として開館しました。

 

建物は岐阜県での国登録有形文化財第一号。

 

 

名和記念昆虫館

(岐阜市指定文化財)

 

明治40年(1907年)竣工の標本収蔵庫です。

 

看板猫。

 

 

憧れの昆虫博物館へいざ。

 

まずは、名和靖氏が発見したギフチョウ。

 

 

当時、教師だった名和靖が明治16年(1883年)に発見した新種の蝶。

 

ギフチョウと類似種のヒメギフチョウ。

 

 

この2種、"ギフチョウ線"と呼ばれるラインで明確に住み分けしているそうです。

(日本地図の赤がギフチョウ、緑がヒメギフチョウ)

 

"日本の美蝶コンテスト"コーナー。

 

 

上段中央&右は日本の国蝶、オオムラサキ。

(中央が切手の図柄にもなった雄)

 

続いて、海外の蝶。

 

南米の蝶、モルフォチョウ。

 

 

まるでステンドグラスの如し。

 

ホワイトベースがジャブローを発つ際に、群生で登場するあの蝶です。

(ガンダム好きならすごく分かるネタ 笑)

 

"モルフォ"はギリシャ語で"美しい"の意味。

 

 

美しい物の例に漏れず、毒性有り…

 

そう言えば、

 

自宅の玄関にモルフォチョウの羽が敷き詰められた額があったりします。

 

モルフォチョウの雌。

 

 

かなりレアなのだそうです。

 

そして、メインの甲虫コーナー。

 

日本のクワガタたち。

 

 

左下のミヤマクワガタがお気に入り。

 

ヤマトタマムシ。

 

 

"ヤマト"という響きが良いですね。

 

この品のある輝き、程よい流線型…

 

トンボコーナー。

 

 

ヤンマ系も地元横浜では滅多に見られない。

 

セミコーナー。

 

 

静岡辺りから主役がアブラゼミからクマゼミに変わります。

 

カナカナカナァ〜という、ヒグラシの音色は夏の郷愁感を誘いますよね。

 

水生昆虫。

 

 

子供の頃に池で懸命に探すも実物に出会えなかった…

 

外国のカブトムシたち。

 

 

子供の頃、国立科学博物館で祖父に標本を買ってもらった想い出。

 

館内には珍種の展示も多々。

 

"森の宝石"と称されるプラチナコガネ。

 

 

南米の虫は派手ですね。

 

館内風景。

 

 

入口のこの柱は唐招提寺のもの。

 

 

シロアリ被害で廃材となったものが寄贈されたそうです。

 

館長夫人と思しき方にヤマトタマムシの話を伺い、記念にキーホルダーを購入。

 

東南アジアのツマベニルリタマムシ。

 

 

残念ながら、ヤマトタマムシは無かった。

 

夢のひとつが、

 

年間通じて空調管理された専門部屋でクワガタを飼い、ブリードする。

 

部屋は空いているので、電気代の問題か…

 

時刻は15時。

 

岐阜城へ向かいます。

 

続く右矢印