愛知県最北端の町、犬山。
木曽川を隔て、その向こうは岐阜県。
国宝 犬山城を擁し、"尾張の小京都"とも言われています。
名古屋から名鉄線で30分、犬山駅着。
犬山城へ向かいつつ、町並み散策です。
奥村家住宅
(国登録有形文化財)
天保の大火(1842年)の後に再建されたと伝わる豪商の旧邸宅。
現在は創作フレンチのお店として活用されている模様。
西へ進み、余坂の木戸跡へ。
クランクした道は城下の入口ならでは。
旧小守家住宅
(国登録有形文化財)
江戸時代、養蚕具業を営んでいた小守家の旧邸宅で、現在は「ぎゃらりぃ木屋」として活用されています。
家の表に神棚が。
梅田家住宅
(国登録有形文化財)
現在は材木業を営む商店の様子。
食事処も。
この界隈は魚屋町と呼ばれる商人街でした。
犬山城へ向かうメイン通りではない為、ひと気も無く、点在する文化財建築を見ながらゆったりと城下町漫遊です。
犬山祭の山車を収める蔵。
城下にある13台の山車は県指定文化財。
飛び出し坊や。
著作権上アレな系ですね。
木材でカバーされた素敵なお宅。
ポストまで木製。
と思いきや、擬洋風建築も。
元医院系でしょうか。
小島家住宅
(国登録有形文化財)
小島家は元武士の家系で、慶長2年(1597年)に荵苳酒(忍冬酒/ニントウシュ)の醸造を始めました。
荵苳酒とは、スイカズラから造られる朝鮮伝来の古酒。
小島家では一子相伝で継承されてきました。
(味はウイスキーっぽいのだとか)
明治時代までは、浜松と和歌山でも城主への献上酒として醸造されていたそうです。
この日は開いていなかったので、購入はまた次回。
魚屋町から新町に入ります。
三井家住宅(米清旧宅)
(国登録有形文化財)
江戸末期から大正期に渡って栄えた豪商の旧宅で、明治22年(1889年)の建築。
基礎を石垣とした重厚な蔵が見事。
本町通りに突き当たると、
古い町並みを活かしつつ、観光地化された空間が広がっていました。
(本町通りの記事はまた後日の②で)
それでは、犬山城へと。
続く