重伝建地区の西端。

 

板塀の建物に挟まれた道があります。

 

有松天満社へと続く参道です。

 

社号標には"文章嶺天満宮"の文字。

*読みは"フミノミネテンマングウ"

 

◆有松天満社◆

 

文章嶺とは、天満社が鎮座する山の事。

 

重伝建地区から外れ、坂を下ります。

 

線路の向こうに神域が見えてきました。

 

 

一の鳥居

 

二の鳥居

 

風景は一変、緑に包まれます。

 

三の鳥居

 

なかなか急勾配な石段が続きます。

 

 

庇付きです。

 

手水舎

 

その後ろに、注連縄が張られ、奥には小さな祠。

 

 

滝でも流れていた磐座跡でしょうか。

 

四の鳥居

 

その先には、広々とした憩いの空間。

 

 

石段を振り返る。

 

 

五の鳥居

 

正門

 

右手に見えるのは神楽殿。

 

基本は無人の様子です。

 

寛政10年(1791年)、近くの祇園寺から分かれ、この地に創建されました。

 

御祭神はもちろん、菅原道真。

 

天満社と言えばのうその石塔も。

(うそは菅原道真の愛鳥でした)

 

 

残念ながら、門の中には入れず。

 

門から中を拝観。

 

拝殿

 

壮麗な社殿は文化7年(1810年)の建立。

 

10月の秋季大祭では、三基の山車が曳き廻されます。

 

山車は名古屋市指定有形民俗文化財で、大祭自体も市指定の無形民俗文化財。

(山車は土日祝に公開されるそうです)

 

伏せ牛

 

視線を感じる…


 

社殿周辺を回って、裏手へ。

 

 

この向こうには田園風景が広がっています。

 

社頭の車止めにも梅の神紋。

 

 

絞り染めの町を見守ってきた天神様。

 

かつての隆盛も今は昔ですが、これからも素晴らしき伝統と町並みと共にあらんことを。

 

有松に別れを告げ、名古屋方面へ。

 

続く右矢印