新緑の鎌倉の続き。
円覚寺の後に幾つかお寺を巡りましたが、旬な内に、こちらを先に。
◆英勝寺◆
山号は東光山、浄土宗の寺院です。
実は、今回が初お参り。
立派な山門は寛永20年(1643年)の建立。
山門
(国指定重要文化財)
軒下の蟇股には、様々な動物の彫刻が施されています。
山門の右へ進めば、鐘楼と惣門。
閉ざされていて、出入りは出来ません。
左へ進めば、岩場に佇むお堂。
(確か、聖徳太子堂)
そして、山門をくぐると正面に仏殿。
仏殿
(国指定重要文化財)
寛永13年(1636年)に、太田道灌の子孫である英勝院尼により開山されました。
境内は太田道灌邸跡地と伝わります。
御本尊は阿弥陀三尊像。
(徳川家光の寄進)
仏殿正面の小窓を開けて拝観します。
内部の壁や天井には、鮮やかな鳳凰や天女が描かれていました。
山門同様、蟇股には十二支の彫刻。
鎌倉らしく、禅宗様の建築。
扉には蝉の装飾。
樹液を吸う蝉は、殺生をしない生き物として特別視されているそうです。
(なら、カブ&クワも一緒♪ 笑)
仏殿から山門を振り返る。
仏殿の脇に建つ唐門。
祠堂門
(国指定重要文化財)
その先には祠堂が鎮座しています。
祠堂
(国指定重要文化財)
英勝院尼の位牌が祀られています。
(水戸光圀による造営)
さや堂のガラス窓越しの拝観になりますが、まるで東照宮の様な豪華絢爛さでした。
続いて、仏殿裏手の参道から竹林へ。
その隣りには、英勝寺名物の白藤。
訪れたのは5/8、見頃を迎えていました。
(今週末辺りが最盛期かも?)
陽に照らされ、眩く輝きます。
ぐるりと巡って、通用門へ。
門横の勝手口から出入りします。
外から見た惣門。
見所が詰まった英勝寺でした。
次回も鎌倉の記事です。
続く