2月の中旬、筑波山周辺を巡りました。

 

3年振り2度目の訪問。

 

同じ町並みでも、時が経つと、自分の目には違って映ったりします。

 

前回巡って、お気に入りになった筑波山の参詣道"つくば道"が今の自分の目やカメラにはどう映るのだろう…そんな期待を胸に。

 

まずは、秋葉原で"筑波山きっぷ"を購入。

 

往復の特急券、バスや筑波山ロープウェイ等が乗り放題で、更には施設割引や特典も付いているお得な切符です。

 

つくば駅からバスで40分の筑波交流センターから徒歩5分、東西に延びる街道に着きます。

 

筑波山参詣の門前町として栄えた北条です。

 

その中心にある黒塗りの店蔵。

 

 

旧田村呉服店です。

 

現在は北条ふれあい館として、土日祝限定で公開されています。

 

2階部分は東西二棟から成る造り。

(右側の方が後の建築だそうです)

 

 

大正時代の建築で、国登録有形文化財。

 

 

通りを東側に進むと、立派な白い店蔵。

 

 

宮本家店蔵です。

 

江戸末期の建築で、昭和40年代まで"宮清"の屋号で醤油製造販売をしていました。

 

この重厚な出で立ち。

 

 

貫禄の国登録有形文化財。

 

現在も宮本家の方がお住まいなので、見学は応相談の模様。

 

 

黒板塀沿いの小道から振り返ると、視線の先には筑波山。

 

店蔵から続く土塀に門に袖蔵。

 

 

往時の繁栄振りが窺えますね。

 

敷地内の蔵では定期的にコンサートが開催されていて、ウィーンのアーティストも演奏したそうです。

 

通りの先には、北条の氏神、八坂神社が鎮座しています。

 

 

戦国時代末期、後方の山に城があった為か、通りがクランクになっています。

 

八坂神社も櫓の様ですね。

 

社殿裏には県指定文化財の五輪塔。

 

 

高さは2mに及びます。

 

今度は通りの西側へ。

 

老舗風情の近江屋酒店。

 

 

江戸時代からの歴史を誇る岩崎屋。

 

 

初代北条ふれあい館だった店蔵です。

 

2012年の竜巻で被災しましたが、最近、見事に復活しました。

 

再び、憩いの場となっていくのでしょうね。

 

 

この可愛らしい洋館風建築は、国登録有形文化財の旧常陸北条郵便局リノベのカフェ・ポステン。

 

大正時代の建築で喫茶タイム…良いですね。

 

通りから山側へ少し入ってみます。

 

 

曹洞宗寺院、宝安寺。

 

周辺には幾つか寺社があって、寺町風情。

 

裏の多気山に砦が築かれていたそうです。

(平安時代には多気氏が治めていました)

 

 

毘沙門天種子碑。

(ビシャモンテンシュジヒ)

 

鎌倉時代の石碑と伝わり、市指定工芸品。

 

古代インド文字である種子で毘沙門天が彫られています。

 

 

表通りに戻ります。

 

 

市(商売)の神様の碑。

 

門前町風情が増しますね。

 

 

時刻は11時、そろそろ"つくば道"へ。

 

おまけ↓

 

横断歩道の不気味なコ…

 

 

もはや、完全なるホラー。

 

 

閲覧注意レベル…?

 

それでは、

 

筑波山へと"つくば道"を進んで行きます。

 

続く右矢印