金山、奉行所と巡って時刻は16時。

 

奉行所に沿って進むと、煉瓦塀が見えてきます。

 

京町通り

 

「佐渡版画村美術館」の赤煉瓦塀です。

 

 

向こうに見えるのが奉行所の柵。

 

時鐘楼

 

鐘は300年前に鋳造されたもので、明治時代まで時の鐘として撞かれていたそうです。

 

時鐘楼から振り返る。

 

 

向かいには茶屋があります。

 

 

絶景ですね。

(向こうにこの日の宿「ホテル大佐渡」が見えます)

 

かつて、この京町通りが佐渡金山と奉行所を結ぶ街道でした。

 

下へと続く細い石段。

 

 

時間があれば、こういった小道っぽい石段巡りもしてみたかった。

 

 

今でこそひっそりしていますが、往時は金山関係者の住居や商店が軒を連ねていたそうです。

 

板塀に赤いポストが似合う。

 

 

 

今も地元の方々が生活する通りなので、静かにお邪魔にならないように。

 

公開されている町屋もあります。

 

手作り工房 其蜩庵

 

煉瓦塀からゆっくり歩いて15分程。

 

坂の上に着く辺りに、蔦をまとったコンクリート塀が見えてきます。

 

旧相川拘置支所

(国登録有形文化財)

 

1954年に開設され、1972年に佐和田地区に移転するまで使用されていました。

 

 

現存する木造拘置所として貴重な存在。

 

見学自由ですが、ドアの鍵の開け閉めは完全セルフ方式。

 

つまり、間違って施錠をしてしまうと、中に残された人は拘留体験をしてしまうという訳です。

 

事務室

 

TVの撮影で使われているそうで、デスクの囲碁とかはそのセット?

 

居房棟

 

老朽具合が生々しい。

 

 

小さな拘留所ですが、独居房や女性専用房もありました。

 

なかなか貴重なものを見学出来ました。

 

京町通りを下ります。

 

 

真っ直ぐ伸びる坂の先には海が見えます。

 

時刻は17時、家々が夕飯の支度を始めると、

 

野良猫達がおこぼれ待ち。

 

 

左の大きいのは家の人に"タヌキ"と呼ばれていました…

(確かに、そんな風貌)

 

通りから望む海。

 

 

こんな美しい風景をいつも拝めららるとは、素晴らしい。

 

夕暮れ時、空が晴れてきました。

 

 

恍惚となるひと時…

 

ご当地マンホール

 

旧相川町(現佐渡市)の花マルバシャリンバイと道遊の割戸の柄ですね。

 

京町通りを戻り、この日最後の目的地へ。

 

続く右矢印