楯縫神社から南下して、20分程。
逢善寺に着きます。
(ホウゼンジ)
細い街道に突如現れる仁王門。
力強い朱色、存在感があります。
太田道灌が江戸城築城の際に建立したもので、明治元年に東京赤坂の日枝神社から移築されたそうです。
仁王像。
仁王門と共に、県指定文化財に指定されています。
広々とした参道を進みます。
鐘楼。
水屋。
御本堂。
正式寺名、慈雲山無量寿院逢善寺。
826年、最澄の弟子、逢善道人により開かれた天台宗の寺院。
江戸時代には関東八檀林に定められました。
御本尊は千手観音で、"小野の観音様"とも称されています。
威厳ある菊の御紋。
巨大な御本堂に圧倒されるばかり…
必見の価値ありです。
装飾も見事。
躍動感溢れる龍に、モミジに留まる小鳥。
見上げてずっと釘付けです。
参道を振り返る。
境内は木々に囲まれています。
足元には苔。
竹林も。
紅葉の時期はさぞや美しいのでしょうね。
逢善寺は茨城景観百選の87番に選定されているそうです。
御本堂だけでも驚きでしたが、
横の参道を進むと…
そこには茅葺屋根の巨大な庫裏。
この茅葺のフォルム…
重厚かつ優美…絶句の美しさ。
(模型でもいいから欲しい)
花頭窓の板塀に苔むした水鉢。
この庫裏も県指定の文化財。
向拝からの美しい屋根のライン。
御本堂の素晴らしさを忘れる程の庫裏でした。
辺りには、栗がころころ。
この寺院、りんさんも初訪問だったそうで、ご一緒出来て光栄でした。
(これ程までに立派とは思いもよらなかったのでは?)
逢善寺を後にして、西へ向かいます。
続く