旅の二日目。
せっかく別府に来たのだから、共同湯にも入ろうと思い、早朝にこちらへ。
竹瓦温泉
(登録有形文化財)
明治13年創設で、現在の建物は昭和13年に建設されたもの。
唐破風造りの門構えはまるで寺院の庫裡の様。
街灯も昭和レトロな雰囲気を醸し出します。
夜の風景も一興なのでしょうね。
地元漁師が竹屋根の小屋を建て、後に瓦屋根にした事から、"竹瓦温泉"と呼ばれるようになったそうです。
入母屋造りの屋根に側面の破風は庇が重なる裳階。
まさに、寺院建築といった風貌。
それでは、6時半の開館と共に館内へと。
*入浴料¥100/営業6:30〜22:30
月曜の早朝、地元の方も2名程。
普通湯の他に砂湯もあります。
*利用料¥1,030
カランも石鹸も何も無く、湯船とケロリン桶だけの空間。
(石鹸シャンプー類は¥50で買えます)
お湯は源泉掛け流しの炭酸水素塩泉。
(泉温43℃)
熱めのお湯ですが、す〜っと入れてじわり染みて、ぐっと吸い込まれます…
夏の朝一、43℃よりも熱く感じましたが、長湯してしまいそうな程、入り心地が良かったです。
風呂上がり、コーヒー牛乳でひと和み。
最高の朝風呂の後は周辺散策。
建物の裏手を覗いてみると、怪しい大人のネオン街。
一帯は今でも結構の風俗街で、昭和の時代には相当賑わった模様。
朝の風俗街や繁華街…
リネン業者が忙しくシーツ類を回収する風景が案外好きだったりします。
そんな風俗街のど真ん中に鎮座している波止場神社。
港の発展と安全を祈願して、明治時代初期に創設されました。
御祭神は大国主命や住吉や宗像の神々といった、海に関係した七柱。
(金毘羅様とも呼ばれていたそうです)
竹瓦温泉へと続く小路。
商店街から続く通り。
町のシンボルとして愛され続ける竹瓦温泉でした。
亀の井ホテルに戻り、もうひとっ風呂入って、漫遊二日目スタート。
次回は別府グルメの記事を送ります。
続く