伊豆を去る前に…
下田に来たら外せない温泉へ。
金谷旅館です。
"千人風呂"で有名な宿。
江戸末期から続く宿で、その"千人風呂"は大正初期に作られたもの。全長15m、幅5mの檜風呂はその深さも1mを超え、まさにプール。
また、"千人風呂"は現在も混浴で、隣りの女性用大浴場側からのみ扉を開けて"千人風呂"側に入れます。
最寄駅は下田駅の次の蓮台寺駅ですが、下田駅からタクシーやバスでも5分程度。
稲生沢川と金谷山に挟まれた河内温泉の一軒宿です。
温泉もさることながら、昭和初期建築の建物も風情があって素晴らしい。
趣がある玄関。
綺麗に手入れがされた草花に木々。
なまこ壁が伊豆ならでは。
日帰り温泉も9:00〜22:00と、遅くまで入浴出来るのも魅力。
(大人¥1000/2時間、21:00受付止)
玄関前の三輪荷車のようなものは…金網が張ってあるので、鳥篭かも?
この玄関がともかく好き。
しばし、見惚れていました。
中から。
入口左の帳場で入浴料を払います。
(タオル別料金/コイン式ドライヤー/シャンプー無/石鹸有)
談話室風の部屋。
廊下の奥から。
木造の暖かさと居心地良さを感じる館内。
次回こそは宿泊したい。
泉質は弱アルカリ性単純温泉の源泉掛け流しです。
さほど成分が強くないのか、体に染み入るという程ではなく、さらっとさりげない感じのお湯です。
"千人風呂"は丸太で区切られていて、温度の違う湯を楽しめます。
(飲泉も可)
寒い季節ともなれば、風呂全体が湯気に包まれ、とても幻想的。
さすがにお風呂の写真はありませんが、ともかく素晴らしい造りです。
休憩所。
柱が妙な所にありますが、昔は床の間でもあったのだろうか?
それとも、
元々ここに生えていた木を増築の際に加工したとか?
円窓が風流。
その先に見えるのは脱衣所。
このまま布団を敷いてしまいたい…
風呂上がりのビール。
これほど沁みるものはそうそう無い 笑
旅の終わりに身も心もすっきりさっぱり。
駅に向かいます。
(最寄駅まで5分程)
稲生沢川。
蓮台寺駅には、ヤシの木になまこ壁…THE 伊豆。
時刻は19時。
電車を待ちながら、黄昏に心を奪われ…
まさに、
宣伝文句通りの、"IZU is Beautiful."な日帰り伊豆漫遊でした。