佐賀県唐津市。

 

東日本の人間が佐賀県と聞くと、とかく遠いと思いがちですが、

 

博多から地下鉄空港線で1時間20分程で着きます。

 

唐津市と言えば?

 

虹の松原(日本三大松原)、名護屋城(豊臣秀吉の築城)、唐津城、菜畑遺跡(国史跡)、唐津くんち(日本三大くんち)、唐津焼き、呼子朝市(日本三大朝市)、いか活き造り、松浦漬け…などなど。

 

この他にも、かつて石炭輸出で富を築いた時代を偲ぶ建造物も遺されています。

 

今回、唐津と呼子に宿泊しました。

 

そんな訳で、まずは町並み風景を。

(写真は3日間にまたいで撮影したものです)

 

唐津駅

 

唐津くんちの一番曳山、赤獅子の像。

 

 

唐津焼きで出来ています。

 

 

唐津駅構内のお土産屋「木屋」は呼子で創業100年を超える鮮魚店の出張店。

 

 

駅前通りの"唐津のれん會"の看板。

 

お世話になった宿、「綿屋」や「清力」の名前も。

 

ちょっと脇道に入ってみました。

 

山茂

 

活魚料理屋です。

 

 

小径は再開発された様子で、綺麗に舗装し直されていました。

 

ツルヤ菓子舗

 

貿易港だった事もあってか、長崎に負けず?、カステラ店も。

 

 

大手口手前の通りには、名物B級グルメ、"からつバーガー"や魅力的なお店が並んでいます。

 

 

昭和の雰囲気ですね。

 

竹屋

 

鰻の名店で、店舗は文化財。

 

 

いずれ、ここでも鰻を。

 

 

駅前大通りをゆく。

 

佐賀銀行唐津市店

 

通りでひと際目立つ建物。

 

この重層な造りの中を覗いてみたい。

 

唐津市近代図書館

 

1992年の建築ですが、唐津出身の名建築家、辰野金吾に因んだ建築様式。

 

 

川を渡り、少し進むと、陶板張りの通りがあります。

 

かつて、旧唐津藩の御用窯が集まっていた御茶盌窯通です。

 

中里太郎右衛門陶房

 

現在で十四代目となる名窯です。

 

今回は時間の都合で寄れませんでしたが、次回は必ず。

 

その先を少し行くと、史跡へと続く路地があります。

 

 

小径を抜けて。

 

 

御茶盌窯跡

(国指定史跡)

 

300年程前にこの地に築かれた御用窯です。

(窯が上に向かって連なる登り窯様式)

 

草に覆われた姿が、まるでナウシカの世界のような…(?)

 

唐津焼きは400年以上の歴史を持ち、特に茶碗は誉れ高く、"一楽二萩三唐津"と称され、かつて、"からつもの"と言えば、焼き物の事を指す程でした。

 

そんな隆盛を極めた唐津焼の里も、

 

残念ながら、藩の御用窯だったこともあり、明治時代以降に衰退してしまいます。

(今では同じ佐賀の有田や伊万里の方が有名ですね)

 

 

駅前に戻り、足元に目をやると、タイルの中に子供の手足の柄が。

 

焼き物の町ならではの遊び心。

 

ご当地マンホール

 

虹の松原に因んだ松の柄。

 

以上、唐津の町並みでした。

 

次回は唐津の名建築の記事を送ります。

 

続く右矢印