少し早めに宿を出て、温泉街を散策します。
ここ下部温泉は1200年の歴史があり、
武田信玄直筆の温泉営業免許状も遺っているそうです。
また、「山椒魚」の作者、井伏鱒次も足繁く通ったとか。
下部温泉に架かる神泉橋。
正面の趣きのある宿は「裕貴屋」さん。
この川沿いに「大黒屋」さんがあります。
川辺にせり出しているのは、天狗岩。
(火の見櫓が建っています)
天狗がこの岩に腰掛けて湯に浸かったという伝説があるそうです。
「大黒屋」さんを過ぎて坂を進んで行くと、慈照寺に着きます。
駐車場の中にぽつんと建っています。
お参りをしていると、何やら背後に気配を…
振り返ると、
黒猫がどこからともなく現れて、戯れてきました。
すると今度は、地面にゴロゴロ。
何ですか、この休日のおっさんスタイルわっ!笑
お次は、こっち向いて、アピール。
しばし戯れて、黒猫くんともお別れ。
この後、向かいの家の垣根で堂々とPoop!
(おばあちゃんに杖でぶっ叩かれてました 汗)
その先に石碑が。
川沿いの道はまだ続きますが、温泉街の町並みはここまでといった感じ。
コスモスが陽の光に透けて眩く輝いていました。
道を戻り、慈照寺の脇を下りて行くと、細い路地。
路地を下りると、熊野大神社の鳥居があります。
隣りの旅館が渋過ぎる。
(源泉掛け流しの宿「神泉」さんです)
細い路地の先には、立派な両部鳥居。
思いの外、長い石段の参道。
拝殿前に到着。
何と、836年創建の古社です。
御本殿は覆屋の中に。
現在の御本殿は武田二十四将の一人、穴山梅雪が再建したもの。
(町の文化財に指定されています)
ちょっと驚きのお社でした。
神楽殿。
今も太々神楽が舞われるそうです。
帰りに石段にふと目を落とすと、
ハート型の落ち葉。
中心街から駅までは徒歩15分程。
温泉旅館やお土産屋が連なっています。
今でこそ寂れた感がありますが、往時はかなり賑わったのでしょうね。
駅前に到着。
駅舎。
お堂風な出で立ち。
バスの高さに合わせたのか、傾斜した屋根が面白い。
二日目は終日、身延山久遠寺です。
続く