宮島から広島へ。

時刻は既に夕方近く。

広島に嫁いだ学生時代の友人と待ち合わせ。

町中を軽く案内してもらいました。

まずは広島城へ。


 

都会の風景の中、綺麗に整備された城郭が見えてきました。


周辺は公園として整備されています。
 


 

その中から、ぬっと天守が。

天守を目の前に。
 

広島城


 

黒く美しい姿。

毛利輝元が大坂城を参考にて、中国地方を治める目的で築城させます。
 


 

1599年に落成し、その頃に地名も"広島"となったそうです。

かの黒田官兵衛も計画に携わったのだとか。

広島城の別名は鯉城。

旧地名に因んだとか、お濠に鯉が沢山いたからとか、その由来は諸説みたいです。

尚、広島東洋カープの"カープ(CARP=鯉)"はこの鯉城に因んでいますね。

続いて、悲しき史跡へ。

 

広島平和記念碑(原爆ドーム)

 

大都会の広島の町中、ここだけ別世界。
 


 

どう感じればいいのか、どう言葉にすれば分からない。
 


 

太平洋戦争やその後の日本、そして、今日の日本を取り巻く世界情勢を考えると、ついつい熱くなってしまうものですが、

この記念碑の前に立つと、

ただただ、

戦争の犠牲になった人々、

国や家族を守ろうとした人々、

そのご遺族の方々のご冥福と平穏を祈るばかりです。

そして、

焼け野原からこれほど立派な都市を築き上げた人々に対して、

感謝と尊敬の念を捧げたい。

ここと靖国神社は毎年お参りするべきと思いつつも、なかなか…

どんよりしてしまいましたが…

そこはやはり、広島。

お好み焼きで締めです。

広島のお好み屋の名店へ。

 

みっちゃん


 

今まで食べてきたお好み焼きは一体何だったんだ!?という感じ。

キャベツと麺が生地となっているのが最高。
(蒸されたキャベツの素晴らしさといったらもう♪)

ご当地マンホール


説明要らずのカープ坊や。

今回、記事を書いていて気付いたのですが、

学生時代の友人が尾道出身だったり、広島に嫁いで行ったり、今の仕事上のパートナーが広島出身だったり、

広島には随分と縁があるのだなぁと。

"おしい!広島県"なんて、自虐的な広告をしていますが、ふたつの世界遺産を始め、尾道や竹原、呉、鞆の浦、瀬戸内海などなど。

グルメにしても、牡蠣にお好み焼きにラーメンに、穴子にもみじ饅頭…

もし、源氏では無く、平氏の世となっていたら、都にもなっていたであろう広島。

どこが"おしい"のか!

次回は、尾道と宮島は外せないとして、呉にも行きたいものです。

以上、2012年の11月、二泊三日の広島漫遊でした。