「魚信」とお別れして、尾道を発つ前に最後の散策。
宿から歩いて10分程、中国地方屈指の名刹と称される寺院へ。
重要文化財の山門。
御本堂は国宝で、616年、聖徳太子の開基と伝わります。
本尊は十一面観音。
南北朝時代に足利尊氏が戦勝祈願をしたお寺としても知られています。
そんな縁もあって、寺紋は足利氏の家紋、"二つ引両"となっています。
重要文化財の阿弥陀堂と国宝の多宝塔。
古来、尾道は瀬戸内海の要所で、この浄土寺は尾道水道の東口に位置しています。
海の入口を見守ってきたのでしょうね。
境内は鳩が支配していました。
多宝塔裏手の一畑薬師と、石仏群。
一畑薬師からの眺望。
境内にも文化財や庭園等、見所がたくさんあるのですが、
時間があまり無く、断念。
駅方面に向かいます。
バス停に行く途中にある八幡神社へお参り。
家と家の間の路地に建つ鳥居。
少し珍しい景観ですね。
道路を渡って境内へ。
とても重厚な雰囲気のお社。
870年頃に創建されたと伝わります。
境内から望む浄泉寺の屋根が大迫力。
所狭しと寺社か連なる尾道ならでは風景。
他にも訪れたい場所は山ほどありましたが、
今回はこの辺で尾道ともお別れです。
尾道駅と背後の尾道城。
この尾道城、歴史的背景とは無縁の天守に似せた建造物で、1990年代以降は廃墟と化しているようです。
1960年代に商工会が建設した博物館だそうですが、やっちゃた感満載…
春の"尾道みなと祭"でしょうか?
尾道の祭と言えば、7月の花火大会は2時間近くに渡って行われ、都会の派手で大きいものとは少し違う、風情あるものでした。
(以前、友人の実家にお邪魔した時の想い出)
これにて、尾道"自分旅"は終了。
広島漫遊@2012はこの後、竹原、宮島へ。
続く