福山駅に戻り、
バスで10分程、芦田川に架かる神島橋の手前で下車。
市内随一の人気を誇る、草戸稲荷神社へ。
背後の山が赤黄のグラデーションに染まっていました。
神橋を渡り社頭に。
お気付きの通り、草戸稲荷神社は、
コンクリート製の舞台の上に拝殿・御本殿があります。
かの空海が1200年程前に創建したと伝わり、
御祭神は次の三柱。
・保食神 (ウケモチノカミ)
・宇加之魂神 (ウカノミタマノカミ)
・大己貴命 (オオナムチノミコト)
傍らには八幡神社が鎮座しています。
この草戸は、草戸千軒町という大規模集落が存在した地です。
鎌倉時代から300年間程、芦田川の中洲にあった集落で、港町として大いに栄えたそうです。
江戸時代の文献にその存在の記述があったものの、幻の町とされてきましたが、1930年代に、芦田川の河川工事により遺跡が出土し、その存在が幻から現実のものになります。
その為、"日本のポンペイ"とも称されているのだとか…
草戸稲荷神社や、隣接する国宝の明王院の門前町としても賑わったのでしょうね。
今でも初詣の参拝者数は県内随一だとか。
せり出した天空の(?)拝殿の後ろには、御本殿が見えます。
この時、会社からのメールやら電話やらで降りるバス停を誤り、山を登って降りた終点まで行ってしまい、明王院にも行けず、草戸稲荷神社でもゆっくり出来ず。
更に、
カメラのメモリーカードが容量いっぱいになってしまい、福山で撮った写真を何枚も削除し、
草戸での撮影数も極端に減らさざるを得なかったという…泣
(その後、福山駅近くで新しいカードを購入して難を逃れました)
そんな苦い思い出もあったりする福山漫遊でした。
旅は尾道へと移ります。
続く