憧れの宿。
そのひとつで、旅をするようになった時からずっと憧れていたのが、今回お世話になった新井旅館。
建物ばかりか、大浴場までが国の有形文化財に登録されています。
◆新井旅館◆
しびれる佇まいの外観。
新井旅館のシンボル、青州楼は六角塔のある城郭風建築。
有料で館内の文化財ツアーもあるそうです。
フロントから客室棟の方へ出ると、池のある庭園が広がっています。
左手奥に見える庭にせり出した大きな破風が、文化財指定の天平大浴堂。
それでは、部屋へと。
この渡りの橋も文化財。
まるで神社の太鼓橋の様で、ちょっと緊張してしまいます。
橋の右手の庭園も美しい。
泊まったのは雪の棟。
客棟も文化財。
外も内も木のぬくもり。
雪の棟を抜けると、小島が浮く池。
池を囲んで桐と花の棟が建っています。
この池とフロント前の池は川で繋がっています。
こちらが泊まった部屋。
窓からは中庭を望めます。
天井も板張りと網代を組み合わせていたりして、良い感じです。
中庭も風情があって、とても和みます。
部屋のお風呂もこのレトロ感。
浴室に木の香りが漂っていました。
お湯はもちろん温泉。
夕飯の前に湯巡り。
まずは、文化財指定の天平風呂から。
台湾檜による総檜造り。
柱石は巨大な伊豆石。
源泉掛け流しのお湯が素晴らしいのはもちろんですが、
(泉質はアルカリ性単純泉)
この古感たっぷりの雰囲気にどっぷり浸かりました。
続いて、貸切風呂のかわせみの湯。
もうひつの睡蓮の湯。
お風呂は池に面してして、床近くの窓からは池の中が覗けます。
鯉や小魚がゆったり泳ぐ姿を眺めながらの湯浴み。
お湯を満喫して、あとは夕飯を待つばかり。
館内図を見るのが楽しい。
迷子になりそうな…そこがまた楽しい。
(宴会場や野天風呂へは道路の下の地下通路を通ったり、まるで冒険)
続く