先週、梅を観に偕楽園へ行って来ました。

 

この時期、水戸駅からは臨時ダイヤでバスが出ています。

 

好文亭表門から。

 

 

昨年は3/下旬で満開だった門前の梅も、まだ3分咲き程度。


 

紅梅は見頃でした。

 

それでは、表門から幽玄の世界へ。


 

表門の先にある一の木戸。


 

その向こうに広がる竹林。


 

梅林という[陽]の世界への序曲のような[陰]の世界。


 

ほぼ全ての来園者は梅林側の東門から入園するので、こちらは閑散としていて、一層、"陰"の世界を堪能出来ます。


 

途中、次郎杉と太郎杉にお参り。

 

 

吐玉泉も変わらず清らかな湧水をたたえています。


 

杉並木の参道に戻ります。


 

先に梅林が明るく浮かび上がってきました。

 

"陰"から"陽"の世界へと…

 

見事なこんもり茅葺き屋根の中門。


 

梅林へ向かう前に、好文亭へ。

 

庭園の枝垂れ梅は僅かに咲き始めた頃。


 

好文亭は水戸藩九代藩主の徳川斉昭が建てた別邸です。

 

各部屋の襖絵が見事。

 

それぞれ、藩主夫人やお付きの方々が使用する部屋だったそうです。

 

菊の間

 

桃の間

 

ツツジの間

 

 

桜の間

 

萩の間

 

…鮮やかの極み。

 

楓の間

 

松の間

 

竹の間

 

…欄間も竹。

 

筍に雀がまた一興。

 

梅の間

 

襖という生活の一部を芸術作品にしてしまうところが素晴らしい。



 

縁側の通路を抜けて、奥御殿へと向かいます。

 

釘隠にも菊の御紋。


 

続く