金沢から特急サンダーバードで1時間、夕刻に和倉温泉着。
駅からは送迎バスで。
さすがは、北陸の名湯、和倉温泉。
中心街は大規模な宿が立ち並び、観光バスが行き交い、賑わっていました。
宿泊したのは、そんな中心街から少し離れた海沿いの宿、多田屋。
フロントからは穏やかな七尾湾を一望出来ます。
部屋もお風呂も海に面していて、最高のロケーション。
季節柄、あいにくの曇り空でしたが、天気が良い日には珠玉の夕焼けが望めるそうです。
表から。
ここ多田屋は明治時代創業で、和倉温泉でも随一の老舗旅館。
初代の女将さんは佐賀の鍋島家出身の方だそうです。由緒がありますね。
ロビーには茶室のようなコーナーもあって、風情があります。
ちょっとユニークなベテラン仲居さんに案内されてお部屋へ。
窓から広がる海。
お風呂も海に面していて、露天風呂は海との一体感を感じられます。
泉質はナトリウム・カルシウム-塩化物泉。
循環等されているようですが、しっとり染み入る良いお湯でした。
露天にある陶器の釜風呂で、ゆっくりまったりと海を眺めて湯浴み。
ほっこりした後は、お待ちかねの夕食タイム。
まずは、先付け、小鉢、八寸。
氷頭なますや柚子胡麻豆富、ナマコのみぞれ和えにバイ貝…などなど。
サザエにブリやカニ。
メインは、アワビのステーキ。
友人は能登牛のステーキ。
お凌ぎにのどぐろの蓮蒸し。
(能登黒と漢字を当てていました…上手い!)
続いて、鰤のみぞれ鍋。
北陸の幸で満たされた宵でした。
食後に館内散策。
食事処の正面からテラスに出られて、その先には、ガス灯風の明かりが灯る桟橋が続いています。
冬季以外、予約をすれば、ここからチェックインする事も出来るのだとか。
夜はロビーもひっそり。
翌朝。
露天風呂の石垣が見えますね。
(木の柵の間、黒っぽくなっている所)
朝食も能登の幸。
能登は河豚も良く漁れるそうです。
プリッとした食感と優しい風味が美味。
チェックアウト前に名残惜しんで館内散策。
館内のいたる所に、宿の歴史を辿る写真や資料の数々が展示されています。
宿のかつての姿を知るのも、老舗宿に泊まる楽しみのひとつ。
中庭も風情があります。
次回は和倉温泉の町並み散策もしたいと思います。
その時はまた多田屋ですね。
送迎バスで駅まで送って頂き、福井に向かいます。
ご当地マンホールは市の花・菜の花。
木は松みたいですが、これはツツジですかね…
駅舎は一部工事中。
ご当地キャラ、わくたまくんに見送られて。
能登を南下します。
続く