昨夏の京都奈良旅、最後は巡った古墳をまとめて記事にしてみます。

 

二泊三日の中で巡った古墳は3ヶ所。

 

まず最初は、奈良県桜井市にある箸墓古墳。


 

3~4世紀頃の古墳で、倭迹迹日百襲媛命の墓と宮内庁によって治定されている古墳です。

*読みは"ヤマト-トトヒモモ-ソヒメノミコト"

 

倭迹迹日百襲媛命は第7第孝霊天皇(紀元前300年頃)の皇女ですが、箸墓古墳を卑弥呼の墓とする説もあり、謎の多い古墳。

 

「日本書紀」にはこんな話があります。

 

大神神社の御祭神・大物主神の妻になった倭迹迹日百襲媛命が、夜しか姿を見せない夫に明るい中でも顔を見たいので泊まっていくように懇願したところ、翌朝、櫛笥(化粧箱)に入っているので、自分の姿に驚かないで欲しいと言われます。

 

翌朝、倭迹迹日百襲媛命が箱を開けてみると、中には蛇がいて、倭迹迹日百襲媛命は大物主の約束を守れず、驚き叫び声をあげてしまう。

 

すると、大物主神は蛇から人の姿になり、恥をかかせられた事を怒り三輪山へ消えていってしまいます。

 

後悔をした倭迹迹日百襲媛命がその場に座り込むと、そこにあった箸が陰部に突き刺さり、そのまま死んでしまう…これが箸墓伝説や三輪山伝説と呼ばれるものです。

 

それゆえ、大神神社には至る所に蛇の面影があるのでしょうね。

 

それにしても、

 

普通の田園風景と住宅街の中に古墳があるって、凄い光景ですね。

 

 

家の前にこんな立て看板があったら…

 

二日目はこれだけ。

 

三日目は時間と暑さと疲れの関係で、巡れたのは垂仁天皇陵と神功皇后陵の2つ。

 

橿原で神武天皇畝傍山東北陵にも行きたかったのですが、橿原神宮に予定よりも長居してしまい、断念。

 

次回以降の楽しみに。

 

続く