先週の富士芝桜まつりからの続きです。
芝桜はちょうど今が見頃のようですね。
この日、芝桜の後に河口浅間神社に参拝をしました。
静岡県や山梨県を中心に関東周辺で"浅間"と付く神社や地名を良く見掛けますが、その殆ど全てが富士山に因むものなのでしょう。
静岡県には浅間神社の総本宮、富士山本宮浅間大社が鎮座していますが、山梨県にも甲斐国一の宮である浅間神社や、ここ河口浅間神社といった古社があります。
一旦、河口湖駅に戻り、タクシーで10分程。
河口湖畔から少し入った所に河口浅間神社はあります。
注連縄を掛けた石柱の門がお出迎え。
その先には杉の巨木を背にした大鳥居。
鳥居の額には「三國第一山」とあります。これは富士山信仰における富士山の代名詞で、三國(日本、中国、韓国)の中で一番の山という意味だそうです。
鳥居から先、一気に雰囲気が変わります。
そして、振り返ると鳥居の真上から木漏れ日。
静寂に満たされ、空気も澄み渡り、厳かな雰囲気に包まれます。
参道の途中に祠が。この神社の創祀者を祀る波多志神社です。
祠の中に石が祀られていました。
参道の杉がどれも巨木で圧倒されます。
随神門へ。
拝殿手前には石の祠。
美麗石(ヒイライシ)といい、浅間大神を初めてお祀りしたものだとか。
御祭神は木花開耶姫。創建は1150年前。噴火した富士山を鎮める為に創建されました。
笛吹市の浅間神社とは、どちらが甲斐国一の宮かという論争も繰り広げられているようです。実際に一の宮とされているのは、笛吹市の浅間神社ですが、こちらも雰囲気たっぷりです。
まぁ、雰囲気で一の宮が決まる訳ではありませんが…
境内はともかく、巨木だらけ。
境内には県指定の天然記念物に指定されている「七本杉」がそびえています。
それぞれには名前が付いています。
どれも樹齢1200年超だそうです。よくぞここまで無事に大きくなったものだ。
中には夫婦杉も。
根元で繋がっていますね。
ふと、見上げると、夫婦杉の間からも木漏れ日が。
こういう瞬間に出会うと、古代の人々が天に国があると信じたのもうなずけます。
1日の内、ほんの数十分あるか無いかの事でしょうから、本当にいいタイミングで参拝出来たものだと、お導きに感謝。
御本殿です。
本殿裏もぐるりと回れます。
社頭からは富士山を拝めます。