山梨旅最終日。
まずは、神代桜で有名な実相寺。
早めに甲府を発ち、中央本線で下ること30分程。
日野春駅からタクシーで10分ちょっと、実相寺に到着です。
山間の牧歌的な風景の中、広い境内は石垣に囲まれています。
遠目からも桜で溢れているのが見て取れて、胸が躍ります。
山門を抜けると広大な花畑。
桜よりも一面に広がる黄色い水仙に目がいってしまいます。
水仙に桜、青空と雪の残る甲斐駒ケ岳。
自然の織りなす色彩に魅入ってしまいます。
参道の見事な枝垂れ桜はほぼ満開。
藤棚ならぬ、枝垂れ桜棚で、桜の天井が出来ていました。
まずはお参り。
赤茶の瓦屋根がちょっと珍しいかもですね。
日蓮宗のお寺なので、日蓮聖人の銅像が御本堂の前に。
背景に桜と山脈。
神社も寺もやはり自然の中に抱かれている方がいいですね。
境内には日本三大桜を植樹した子桜も育っています。
岐阜県本巣市にある薄墨桜の子桜。
小振りで薄く淡いピンク色の花が健気で美しいですね。
そして、
福島県の三春町にある滝桜の子桜。
満開までもう少し。
そして、
子桜ではなく、
日本三大桜であり、
日本最古と言われる桜、山高神代桜。
樹齢2000年、日本武尊が植えたと伝わります。
桜としてはあり得ない程の長寿ですが、まだまだ咲き誇る力にただただ唖然。
気が遠くなる様な年月、何を見てきたのでしょうか。
ただ、観光客に囲まれて、この桜は今どんな気持ちなんだろう?と考えた時、少し複雑な気持ちにもなりました。
人の力にも助けられ、朽ちる事無く毎年花を咲かせていますが、もしかしたら、もうそっとしておいて欲しいのでは?などと思ってしまったり。
神々しい神代桜に敬意を表しつつ、お見舞いの気持ちも添えて。
春だけでなく、他の季節にも参拝に伺いますねと、心の中で唱えて境内を後にしました。
帰り際、
振り返ると、これぞ春色の絶景。
帰りは麓まで15分程歩いて最寄りのバス停、牧の原まで歩いてみました。
途中、牧原八幡神社にお参り。
松に囲まれていて、いい雰囲気です。
拝殿と舞台が繋がっていて、ちょっと変わった造り。
ご当地マンホールは松に桜に稲穂。