つくば道を経て。
赤い大鳥居から少し門前通りを歩くと、境内です。
背後に筑波山。
鳥居をくぐると、屋根付きの神橋。
通る事は出来ません。
その先に、迫力の随神門がそびえています。
装飾も見事。
(市の重要文化財です)
そして、門の両側の随神像は何と、
日本武尊と東国を平定したという豊城入彦命という、豪華な顔ぶれ。
随神門の脇に樹齢800年の杉の御神木。
門を抜けると、重厚な石垣の間に石段が続いています。
石段途中から振り返ると、広々とした境内を見渡せます。
石段脇にも夫婦杉の御神木。
そして、拝殿のお目見え。
巨大な拝殿に、巨大な鈴。
現在の拝殿は明治時代造営。
御祭神は筑波男ノ神と筑波女ノ神の二柱。
伊弉諾尊と伊弉冉尊の事だそうです。
太古からの山に対する信仰が時代の流れと共に伊弉諾・伊弉冉を祀るようになり、その後に仏教と習合していく流れは熊野や白山と似ていますね。
創建年代も不詳のようですが、関東地方に人が住み始めた頃から筑波山は崇敬されていたそうなので、それこそ数千年級の歴史があるのでしょう。
尚、この筑波山神社、筑波山そのものを御神体とする為、ここには拝殿しかありません。御本殿は筑波山の両峰、男体山と女体山それぞれの頂上にあります。
拝殿しか無い神社と言えば、奈良の三輪山を御神体と仰ぐ、大神神社と同じですね。
頂上へは登山コースもありますが、境内の近くからロープウェイも通っていて、片道8分程で標高800m超の頂へと上がれます。
拝殿をもう一度、一瞥して。
拝殿の傍らの木は楠の変種、丸葉楠。
大空に羽ばたかんばかりに枝葉を広げていて壮快です。
御朱印。
それでは、筑波山頂上へと向かいます。
続く