太地駅から紀勢本線で30分、串本駅に到着です。
本州最南端を謳う観光地です。
確かに南国リゾートっぽい雰囲気もありました。
まずは、最南端の地を目指します。
駅前からバスで15分程で紀伊半島から突き出た潮岬に着きます。
やはり、太地と同様、どことなく三浦半島に似た雰囲気。
岬の先頭の手前でバスを降りて、こちらに参拝。
潮御崎神社です。
バス停から草木生い茂る、しっとりとした雰囲気の参道を進んで行った先。
木々に囲まれた所に鎮座しています。
ここが特別な場所という様な空気感に包まれていました。
1900年以上の歴史があり、大国主命と共に国造りをした事で知られる少名彦命を御祭神としています。
国造りを終えた少彦名命はこの地から海の彼方の理想郷、常世の国に去ったという伝承が残っています。
紀伊半島から黒潮に流された漁師も多かった昔、この岬が海の彼方にある常世の国への入口と信奉されるのも自然な事かもしれませんね。
いい参拝でした。
神社を上がった所には潮岬灯台が建っています。
上に登って周辺を見渡すと、先ほどの潮御崎神社が木々の中から覗いています。
ちょっと、江島神社の風景と錯覚しそうな。
こちら、江島神社の奥津宮を臨む風景。
水平線も見渡せます。
灯台から歩いてすぐ、最南端の地に到着。
辺りは芝の広場になっています。
左手に見えるのは、潮岬観光タワーです。レストランからお土産売り場まで揃っています。
ここのレストランは、近畿大学が成功させた完全養殖の「近大マグロ」を使ったメニューが目玉商品みたいですが、時間が無かったので、人気のマグロバーガーをテイクアクトしました。
次はゆっくりと"近大マグロ"を食してみたいものです。
さて、バスで駅方面へ戻り、次なるポイントへ。
天然記念物の橋杭岩です。
1km近い間に大小様々な岩が一直線に並ぶ不思議な光景。
弘法大師と天の邪鬼が一晩で橋を架けられるかの賭けをして、負けそうになり焦った天の邪鬼がニワトリの鳴き声をマネをしたところ、弘法大師は夜が明けてしまったと勘違いして橋作りを止めてしまったので、岩の杭だけが残った。
そんな伝承が残っています。
お次は、散策の後のお約束。
大丈夫か?という出で立ちの「萬口」…
名物「かつを茶漬け」を頂きました。
これが、予想以上に美味。
カツオの胡麻ダレ風味の漬け丼なのですが、1回目は漬け丼として、2回目はひつまぶしの様に玄米茶をかけて、楽しみます。
外観からは想像出来ない逸品でした。
太地に串本と、途中下車を堪能して、和歌山へ向かいます。
続く