水曜日の午後、特に無理もしていないのに、本当に突然体調を崩し寝込みました。
今まで体験したことのない症状も出て、怖くなるほどでした。
熱でもあれば
「夏風邪かな~」
って感じだったのですが、熱は特になく、でも起き上がれないほどの具合の悪さでした。
症状で検索してみると、けっこう心配な病名が続々と出て来て、今日までに治まらなかったら覚悟を決めて、病院で検査をしてもらわなければ・・・と怯えて寝ていました。
木曜日もそんな感じで・・・。
金曜日の午後、ようやく起きることが出来ました。
お教室がお休みの時で、本当によかったです
金曜日の午後、まだフラフラしながらも、決めていたことなので動画撮影をしました。
しかし観てみると、絶望的な出来・・・
くじけず、また1から撮りなおします
土曜日、まだ体調に不安を感じつつ、用心してゆっくり過ごしました。
(どうして突然、体調を崩したのかな・・・)
といろいろ考えてみましたが、
もしかしたら、私の中で何かが枯渇しているのではないかと、ふと思いました。
私の身体の中で、何か変化が起きたのは確かだし、身体が私に何かサインを送ってくれていることも確かだけど、鈍感な私は何が何やらわからない・・・
そして日曜日の朝、ふと
(あ~、私もう半年も土、緑、水、風にしっかりと触れていないなぁ・・・)
と思い当りました。
我が家はとても便利なところにあるのですが、周囲が自然豊かではありません。
この半年、仕事、買い物、次女の家以外のお出かけは、4月にうさぎさん関連のイベントに出かけたきり。
そう思うと、急に危機感が(笑)
どっか行かなきゃ、どっか行かなきゃ
と焦りました
(近くで、緑と水のあるとこ・・・。人工的な自然じゃなくて・・・)
近くで・・・というのは・・・
急なことだし・・・
自力で電車でどこかに行くのは、病み上がりで自信がないし・・・
遠くだと、夫になんとなく言い出しにくかったので・・・
(我が家は、夫しか車を運転出来ません)
そこで毎年1回は行く、お隣の茨木市の里山的なところにある道の駅
「見山の郷」
に連れて行ってもらえないか聞いてみました。
小川もあるし・・・。
我が家から40分くらいで行けます。
「見山の郷?なんで?」
とけげんそうな顔の夫・・・。
「うーん・・・。なんか、緑と川のあるところに行きたくなったから・・・。」
と、私。
「緑と川?じゃぁ、貴船神社はどうや」
・・・・・・・・
「え?」
「貴船神社は?」
(え、今、貴船神社って言った?)
思わず耳を疑いました。
「貴船神社?貴船神社に連れて行ってくれる?」
「うん」
もう、鳥肌ぁ~
「じゃぁね、じゃぁね、貴船神社じゃなくて、その近くの鞍馬寺に連れて行ってくれないかな」
ずっと鞍馬寺行きたいと思っていたんです
実は、このところ毎日思っていたんです
それで、少し涼しくなったら電車を乗り継いで、ひとりで行こうと思っていたんです
夫は神社仏閣に全く興味がなく、自分自身はカトリックなのに教会にも興味がない人なので、私から彼を誘うことはしません。
お~
これは「引き寄せ」に違いない~
すぐ支度をして出発
私だけテンション高くGOGO
1時間30分後には、鞍馬寺に到着~
鞍馬山の開創は、奈良時代の末期です。
お寺なんですけど、古神道や陰陽道、山岳宗教の要素も含まれる、ちょっと珍しい不思議なお寺です。
毘沙門天、千手観音、護法魔王尊の三位一体の「尊天」を本尊として祀っています。
千手観音(月の精霊) 愛
毘沙門天(太陽の精霊) 光
護法魔王尊(大地の精霊) 地
の「尊天」は、
全ての生命を生かし存在させる
「宇宙エネルギー」
であるとされています。
特に何の宗教も信仰していない私ですが、西洋占星術も勉強しているし、宇宙エネルギーは信じています。
宇宙エネルギーを信じる・・・ということは、何もオカルトチックなことではなく
「人として驕り高ぶらず、我欲だけに塗れず、感謝をして過ごす」
ということなんですよねー。
私はまだまだ未熟な人間なのでなかなかですが、私の周囲には特に「宇宙エネルギー」と意識しなくても、自然に出来ている人もたくさんいます
何よりも、私が現在勉強している瞑想法のひとつ
「レイキ」
の発祥の地が、この鞍馬山なのです。
数日間、あんなに調子が悪く、わけのわからない症状に怯えていたのに、坂や階段をどんどん登って
本殿金堂に到着~
本殿にお参りしてからのぉ~
金剛床で合掌
ここでお願い事をすると叶いやすいらしいのですが、「ありがとうございます」を3回言いました。
だって、ここに来ることがお願い事のひとつだったんだから、叶いましたもん
たくさん並んでらしたので、交代~。
そして何気に空を見上げると
「わぁ、龍だ、龍だ、龍がいっぱい
登り龍までいる~」
と、私は大騒ぎ
そんな私を見て、夫は苦笑い。
でも、自分も写真を撮っていました(笑)
どこかに座って少し瞑想しようと見回し、日陰に良さげなベンチを見つけ・・・。
再び、何気に空を見上げると・・・
龍は全て、いなくなっていました。
龍から目を離して1分と経っていなかったので、とても不思議でした。
ベンチに腰かけて、目を閉じて瞑想を始めると、お隣のベンチで休んでいたお姉さん二人が
「ここ、なんかのパワースポットなんかな」
と小声で話していました(笑)
たくさんの人が何か「魔法陣」みたいなものの真ん中で拝んでいるは、隣で瞑想を始めるはで、そう思ったんでしょうね
そう、強力なパワースポットなんですよ~
私が10分ほど瞑想をしている間、夫は遠くに離れて、他人の振りをしていました(笑)
瞑想を終え奥ノ院の「魔王殿」を目指しました。
まだまだ階段を上って、上って、木の根道を通り、それから階段を下って下って「魔王殿」に到着。
650万年前に、金星から護法魔王尊(サナト・クマラ)が地球に降り立った場所とされています。
ここでまた座って休んでから、また少し瞑想をしました。
瞑想後、私の掌がとても熱くなっているのを知った夫が、一瞬
「ぎょっ」
とした顔をしたのが面白かった(笑)
それから、長い長い急な階段を下りて下りて、鞍馬寺の西門に向かいました。
ずっとずっと下りで、上りより足にきます(笑)
途中、木の根がヘビみたいになっているところを通りました。
この一帯は、磁場が乱れているから・・・という説もあるようです。
こんな木々にも出会って、
「木の三者懇談」
と思って、笑ってしまいました(笑)
西門を出ると、そこから貴船神社まで歩いてすぐです。
と、昨日はここまで。
本当は「奥宮」まで行きたかったけど、夫がギブアップ(笑)
それもそうですよねー。
特に興味もないのに、長時間アップダウンを歩いたのですから(笑)
後で聞いたら
「京都の知恩院みたいに、階段をトントンと登ったら、もうそこに本殿がどど~ん・・みたいなのを想像していた」
と言っていました。
それが長い階段を延々と上ったり下りたり、あげくの果てに嫁が「龍だ」と騒ぎだし、瞑想を始め・・・・・。
疲れも倍増しますよね。
お察しします(笑)
「じゃ、次回は奥宮ね(*^_^*)」
と私は勝手に宣言し、叡山鉄道の貴船口駅までゆっくり歩いて30分。
そこから一駅、鞍馬駅まで戻りました。
夫のテンションが唯一上がったのが、この叡山鉄道。
座席の一部が、窓の方を向いているんです(笑)
鞍馬寺周辺には、有料駐車場がいくつかありますが、貴船神社周辺には駐車場がありません。
だから、車で貴船神社に行かれる場合は、鞍馬駅周辺の駐車場に入れて、叡山鉄道で向かわれることをお勧めします。
貴船口駅から、貴船神社近くまでバスが出ています。
私は前日まで体調不良だったのに、夫よりどんどん歩けて、本当に不思議でした(笑)
帰宅前にスーパーに寄り、夫とレジで並んでいると、突然知らないおば様が近づいてきて
「これあげるから、使いなさい」
と、夫に5%割引券を渡しました。
私たちがあっけにとられていると、おば様は
「いいから。今日、ほら今使えるから」
ともう1度言い、去っていきました。
「ほら~早速のご利益かもよぉ~」
と私が言うと
「ご利益が5%割引券か・・」
と少々不満そうだったので
「それはあなたの分のご利益で、私にはなんかまた別にある」
と笑いました。
ご利益を狙っているあたり、私はまだまだ修行が足りませんね
「きっと今の方はおば様に見えたけど、実はそうではなくて、神様がおば様の姿になって、割引き券をくれたのよぉ~」
と、いつものように妄想は尽きませんでした(笑)
長文にお付き合いくださり、ありがとうございました<m(__)m>