今月、今後の日本株の見通し
**2026年9月の日本株は「上昇トレンドの中の大きな調整局面」**と私は見ています。
8月末から日経平均は大きく調整し、9月4日終値は65,020円。来週の予想レンジとして6万3,500~6万6,500円という見方も出ています。
9月相場シナリオ
| シナリオ | 確率 | 9月の日経平均 |
|---|---|---|
| 🟢 強気 | 25% | 66,000~70,000円 |
| 🟡 中立・本命 | 55% | 62,000~67,000円 |
| 🔴 弱気 | 20% | 58,000~62,000円 |
本命は「9月前半に下値を試し、後半から戻す」展開です。
最大のポイントは「日米同時利上げ」
今回の9月相場は、これまでとは少し違います。
米国では8月雇用統計が強く、非農業部門雇用者数は16.2万人増、失業率4.1%。これを受けて9月FOMCでの利上げ確率が59%まで上昇しました。
一方、日本では日銀の9月17~18日の会合で1.00%→1.25%への利上げが意識されています。
つまり、
米金利↑ + 日本金利↑ + 円高
という組み合わせになりやすく、9月前半は日本株にとってかなり厄介です。
ただし、「暴落」までは見ていません
理由は、今回の調整でAI・半導体株の業績そのものが崩れているわけではないからです。
むしろ今後の日本株は、
金融相場 → 業績相場
への移行が重要です。
現在の日経平均が6万5,000円前後なので、短期的には割高感がありますが、日本企業の利益成長が続けば6万円台を維持する可能性は十分あると思います。
9月に私が注目する5分野
① 半導体・AI ★★★★★
ここは調整したらむしろ狙いたいところ。
キオクシア、アドバンテスト、東京エレクトロン、TOWA、日本電子など。
特にAI関連は、単なる「テーマ株」ではなく、実際の設備投資・データセンター投資が利益につながっている企業を選びたいです。
② 防衛・宇宙 ★★★★★
防衛費増額、ドローン、衛星、ミサイル、防空などは中長期テーマ。
三菱重工、IHI、川崎重工、NEC、三菱電機など。
これは金利上昇局面でも比較的強い分野です。
③ 通信・インフラ ★★★★☆
ここではやはりNTTを私は面白いと思います。
AIデータセンター、IOWN、通信インフラなどを考えると、半導体ほど派手ではありませんが、長期保有向き。
④ 医療・バイオ ★★★★☆
高齢化+医療需要+AI+再生医療。
ただし、ここは大型株と違って値動きが非常に激しいので、「業績が伸びるか」を株価より優先したいです。
⑤ 銀行・金融 ★★★★☆
日銀利上げなら基本的に追い風。
三菱UFJ、三井住友FG、みずほFGなど。
逆に、金利上昇が嫌われやすいグロース株には逆風になります。
そして「9月の狙い目」はここ
私なら今月は、
①9月前半の下落を待つ
↓
②日経平均6万2,000~6万3,000円台
↓
③優良株を分割して買う
↓
④9月後半~10月の反発を狙う
という戦略を考えます。
特に6万円割れがない限り、私は日本株の大勢上昇トレンドはまだ終わっていないと考えています。
一番重要だと思っていること
9月は「何を買うか」以上に「いくらで買うか」が重要です。
今の6万5,000円前後から一気に買うより、
6万5,000 → 6万3,000 → 6万1,000 → 5万9,000円
と下がった場合に買い増せるよう、資金を残しておく方が良いと思います。
特に今月は9月11日の米CPI、9月15~16日のFOMC、9月17~18日の日銀会合が相場の大きな分岐点になります。米CPIは9月11日が重要イベントとされています。
結論としては、9月は「弱気」ではなく「押し目を待つ月」。
私は10月以降の方が再び上昇しやすくなる可能性が高いと見ています。