「致死率は最大50%」ハンタウイルスの流行
最近ニュースになっているのは、クルーズ船「MVホンディウス号」で発生したとされるハンタウイルスの集団感染疑いです。乗客・乗員約150人のうち複数人が発症し、死亡例も報告されています。WHOは「ヒトからヒトへの感染の可能性も排除できない」として調査中です。
ハンタウイルスは主にネズミなどのげっ歯類の尿・糞・唾液に汚染された粉じんを吸い込むことで感染します。特に南米型(アンデスウイルスなど)は、まれに人から人への感染例が報告されています。
「致死率最大50%」という数字は、重症型の「ハンタウイルス肺症候群(HPS)」に関するもので、全感染者が50%死亡するという意味ではありません。地域や医療体制、ウイルス型によって幅があります。
現時点では、WHOや専門家は「COVID-19のような世界的大流行になる可能性は低い」と見ています。理由としては:
- 主な感染源がげっ歯類である
- 人から人への感染が非常に限定的
- 感染力は新型コロナほど高くない
- 日本では衛生環境が比較的整っている
といった点が挙げられています。
日本で気をつけるべきこととしては:
- ネズミの多い場所の清掃時はマスク着用
- 糞や尿を乾いたまま掃除しない
- 野外小屋・倉庫の換気
- 食品を密閉保管
などが基本対策です。