2026年4月、日本電子は「Nature Index 2025」のCount Metric(論文数ベース)で日本企業1位になったと発表しました。順位は以下の通りです。

  1. JEOL Ltd.
  2. NTT, Inc.
  3. Toyota Motor Corporation
  4. SoftBank Corp.
  5. Sony Corporation

ただし注意点があります。

Nature Indexには主に

  • Count Metric(論文に著者として参加した件数)
  • Share Metric(貢献度を加味した指標)

の2種類があります。

日本電子が1位になったのはCount Metricの企業部門です。Nature Indexの「Share」ランキングでは、2025年版で日本企業首位はNTT、日本電子は8位でした。

それでも非常に注目すべきなのは、日本電子が大学ではなく分析・計測機器メーカーでありながら、世界最先端の研究論文に数多く共同研究者として参加していることです。電子顕微鏡や質量分析計が世界中の研究現場で使われているため、論文への関与が非常に多いのです。

投資家の視点では、

  • AI半導体向け電子顕微鏡需要
  • 材料開発・電池開発需要
  • バイオ医薬研究需要
  • Nature Index企業1位という研究ネットワークの強さ

を考えると、日本電子の技術的な存在感は日本企業の中でもかなり高いと言えます。

特に昭島新工場が本格稼働すると、AI半導体向けの高性能電子顕微鏡需要との相乗効果が期待されています。日本電子の中長期成長を考える上では、このNature Index企業1位は単なる表彰ではなく「研究現場での実力を示す証拠」の一つとして見ることができます。