5年間に300万人の日本人が減少しているわけだが、様々な変化を社会に及ぼしている
その通りです。
日本はこの5年間で約300万人規模の人口減少が進み、単に「人が減った」だけでなく、社会のあらゆる分野で構造変化が起きています。
① 自動車離れが加速
以前お話ししたように、高齢化と若年人口減少で免許保有者の増加が止まりつつあります。
- 若者の車購入減少
- 高齢者の免許返納増加
- 地方の人口減少
により、国内新車市場は長期的に縮小傾向です。
一方で、
- EV
- 自動運転
- MaaS(移動サービス)
への転換が進んでいます。
② 空き家の急増
全国の空き家は約900万戸に達しています。
総務省の推計では今後も増加が続く見込みです。
特に
- 地方都市
- 山間部
- 郊外住宅地
では人口減少が直接不動産価格の下落につながっています。
③ 人手不足の常態化
人口減少なのに失業率が低いのは、
「仕事より働く人の減少が速い」
からです。
特に
- 介護
- 建設
- 運送
- 飲食
- 農業
では慢性的な人手不足です。
その結果、
- 賃金上昇
- 省人化投資
- AI導入
が加速しています。
④ インフラ維持が難しくなる
道路、水道、鉄道などは人口増加時代に整備されたものです。
しかし利用者が減るため、
- ローカル線廃止
- バス路線縮小
- 水道料金上昇
が増えています。
地方では「コンパクトシティ化」が進む可能性があります。
⑤ 医療・介護需要は増える
人口は減っても高齢者は増えています。
2025年以降は団塊世代が75歳以上となり、
- 医療費増加
- 介護需要増加
- 社会保障費増加
が続きます。
⑥ 株式市場への影響
人口減少は必ずしも株価下落を意味しません。
むしろ伸びる分野はあります。
有望なのは
- AI
- 半導体
- 医療機器
- バイオ
- ロボット
- 自動化設備
です。
例えばあなたが関心を持たれている
- 日本電子
- HOYA
- 3Dマトリックス
などは、国内人口ではなく世界市場の成長を取り込める企業です。
2040年頃の日本はどうなるか
人口は現在よりさらに約1000万人以上減少すると予測されています。
ただし、
- AI化
- ロボット化
- 自動運転
- 医療技術革新
が進めば、「人口が少なくても豊かな国」になる可能性もあります。
日本の課題は人口減少そのものより、「減ることを前提に社会を作り替えられるか」にあると言えるでしょう。