昨今、私もそうですがAIに頼り自分なりの答えを持つ前についついAIに尋ねてしまうことが多くなりました。考える進化ではなく退化はいけませんね。そうした意味から哲学とは人生に奇跡を呼ぶことがあります。ぜひ、身につけてはどうでしょうか。

 

デカルト、方法序説第一部・理性を導く方法を語る

**『方法序説』第一部「理性を正しく導く方法について語る」**は、フランスの哲学者 ルネ・デカルト が1637年に発表した 方法序説 の冒頭部分です。

第一部でデカルトは、いきなり難しい哲学を論じるのではなく、自分がなぜ従来の学問に満足できなかったのかを語っています。

第一部の要点

1. 理性は誰にでも与えられている
デカルトは有名な言葉として、

良識(理性)は、この世で最も公平に分配されている。

と述べます。

つまり、人間は基本的に誰もが考える能力を持っているので、生まれつきの才能よりも「どう考えるか」が重要だと言います。


2. 権威や伝統をうのみにしない
当時の大学では、古代の学者の説を学ぶことが重視されていました。

しかしデカルトは、

  • 偉い学者が言ったから正しい
  • 昔からそう言われているから正しい

という考え方に疑問を持ちます。


3. 自分自身の経験から学ぶ
彼は学校で学んだ知識だけでは満足できず、軍隊生活や旅行を通じて様々な国や人々を観察しました。

その結果、

人々の考え方は国や時代によって大きく異なる

ことに気づきます。


4. 真理に到達するための新しい方法が必要
知識が錯綜しているなら、自分自身の理性を使って確実な真理を探すべきだと考えました。

これが後の有名な方法論、

  • 明証性
  • 分析
  • 総合
  • 枚挙

という「デカルト的方法」につながっていきます。


第一部の現代的な意味

第一部は一言でいうと、

「人の言うことをそのまま信じるのではなく、自分の理性で考えなさい」

という宣言です。

現代のインターネットやSNSの時代にも通じる考え方で、「情報が多いほど、自分で考える力が重要になる」というデカルトの問題意識は今でも非常に新鮮です。