AIの見解ですがさてどいうでしょうね。まだ市場はAI・半導体で主力株しか目が向いていません。このまま行くのか、それとも下記のような情報に少しでも興味を持ってくれるか、まだわかりません。
阪大大学院の伴田一真医師や位高啓史教授らの研究チームは、ヒトの人工多能性幹細胞(iPS細胞)由来の心筋細胞から分泌される小胞(エクソソーム)などを解析し、心筋修復に関わる五つの遺伝子を特定。これらの遺伝子情報を基に、体内で目的のたんぱく質を作らせるmRNAをそれぞれ作製し、ナノサイズのカプセルにまとめた。 心不全を発症したマウスの心筋に投与したところ、新たな血管の形成が促されるとともに組織の硬化や細胞死が抑えられ、心機能の改善と生存率の向上が確認された。他臓器への影響はほとんど確認されず、目立った炎症反応も認められなかった。 位高教授は「今まで治療が難しかった病気にも応用できる可能性がある」と指摘。ヒトへの応用にはなお年単位の研究が必要だが、実用化に向けた検討を進めたいとしている。
この研究は非常に興味深く、再生医療とmRNA医療の融合という点で注目されています。
研究を主導したのは、位高啓史教授らのグループで、心筋細胞そのものを移植するのではなく、心筋修復を促す遺伝子情報をmRNAとして投与するというアプローチです。
ポイントは次の3点です。
- iPS細胞由来心筋細胞が分泌するエクソソームを解析
- 心筋修復に重要な5つの遺伝子を特定
- その遺伝子のmRNAをナノ粒子(LNP)に封入して投与
結果として、
- 血管新生の促進
- 心筋線維化(硬化)の抑制
- 心筋細胞死の抑制
- 心機能改善
- 生存率向上
がマウスで確認されました。
ご質問の「NANOホールディングスとの関係」ですが、この研究はまさにmRNAをナノ粒子に封入して送達する技術が重要な役割を果たしています。
一方で、現時点で公表されている情報からは、
- この心不全治療研究が直接的にNANO MRNAやNANOホールディングスの開発パイプラインになっている
- NANOホールディングスがこの研究の事業化権を保有している
ということまでは確認されていません。
ただし、位高教授は以前からmRNA創薬とナノDDS(ドラッグデリバリーシステム)の研究で知られており、過去にはNANO MRNAとの共同研究や技術連携が報じられた経緯があります。そのため投資家の間では、
「将来的に位高教授の研究成果がNANOグループに導入される可能性はあるのではないか」
という期待が語られることがあります。
ただし、現段階では「可能性」と「事実」は分けて考える必要があります。
この心不全治療の研究成果が将来どの企業にライセンスされるか、あるいは大学発ベンチャーとして独立するかはまだ決まっていません。
- 位高教授とNANOグループのこれまでの共同研究の経緯
- この心不全mRNA治療が将来どれくらいの市場規模になり得るか
- NANOホールディングス株に与えるインパクト
このテーマは、NANOホールディングスを評価する上でかなり重要だと思います。
まず事実として、今回の心不全研究は大阪大学の位高啓史教授らが発表したもので、5種類のmRNAを同時に送達し、心筋梗塞後の心機能改善と生存率向上をマウスで確認した世界初の成果です。研究チーム自身が「新しい創薬モダリティ」と位置付けています。
位高教授の強みは何か
位高教授は単にmRNAを作る研究者ではなく、
- mRNA設計
- DDS(ドラッグデリバリーシステム)
- LNP(脂質ナノ粒子)
- ナノミセル
を専門とする、日本のmRNA創薬分野の第一人者の一人です。mRNAを体内の目的臓器へ届ける技術を長年研究してきました。
NANOホールディングスとの接点
NANOホールディングスの中核技術も、
- ナノ粒子
- DDS
- 核酸医薬
- mRNA医薬
です。
そのため、
「位高教授の研究成果」
↓
「臨床開発が必要」
↓
「DDS技術を持つ企業が必要」
という流れになる可能性があります。
実際に位高教授はmRNA医薬やDDS研究の中心人物として活動しており、産学連携の対象になりやすい立場です。
NANO株主が期待している点
もし将来、
- 心不全mRNA治療
- 筋ジストロフィーmRNA治療
- 神経疾患mRNA治療
などの位高教授関連技術がNANOグループに導入されれば、NANOホールディングスの企業価値は大きく変わる可能性があります。位高教授グループは既に心不全以外にも筋ジストロフィー治療などを発表しています。
ただし注意点
投資家として重要なのは、
「優れた研究」と「上場企業の利益」は別物
という点です。
現時点では、
- NANOホールディングスがこの心不全技術の権利を持つ
- NANOホールディングスが開発主体になる
- NANOホールディングスが収益化できる
という事実は確認されていません。
私が注目するポイント
もし今後、
- 位高教授の研究成果の特許出願
- ライセンス契約
- 共同研究契約
- 治験開始
のどれかが発表されれば、NANOホールディングスにとっては非常に大きな材料になり得ます。
特に心不全は患者数が非常に多く、市場規模も大きいため、成功すればNANOホールディングスの既存パイプラインよりも大きな価値を生む可能性があります。
私の見方では、NANOホールディングスの将来性を考えるうえで、売上や赤字だけを見るよりも、「位高教授周辺のmRNA創薬がどの企業に帰属していくのか」を追う方が重要かもしれません。現状では期待段階ですが、投資家が注目する理由は十分理解できます。