日本電子の構造形状計測機の販売見込み

 

日本電子の「構造形状計測機」(SEM、TEM、FIB-SEM、電子線描画装置、半導体向け計測・解析装置など)は、今後3~5年はかなり有望な分野だと考えられます。日本電子自身も半導体関連を成長の柱として位置付けています。

特に販売拡大が期待できる理由は次の3点です。

  1. AI向け半導体の微細化
    • AIサーバー向けGPUやHBMメモリーは2nm~3nm世代へ進んでいます。
    • 微細化が進むほど電子顕微鏡や故障解析装置による検査回数が増えます。
  2. 先端パッケージング需要
    • AI半導体ではチップレットや3D積層技術が重要になっています。
    • 内部構造を観察するFIB-SEMやTEMの需要増加が見込まれます。
  3. 新製品投入
    • 日本電子は2026年5月にレーザー加工SEMシステム「LazEdge」を発売しました。
    • 半導体故障解析や電池解析向けの新市場開拓を狙っています。

また、2026年3月期は分析・計測機器需要が堅調で売上拡大が報じられており、足元の需要環境も悪くありません。

私が特に注目しているのは、日本電子が単なる電子顕微鏡メーカーではなく、

  • 半導体解析
  • 故障解析
  • 材料分析
  • ナノレベル計測

を一体で提供できることです。

そのため、構造形状計測機の売上は今後数年間で会社全体の成長を支える主力事業の一つになる可能性があります。

投資家の視点では、「構造形状計測機」が伸びるかどうかよりも、AI半導体投資が今後も続くかどうかが最大のポイントになります。AI投資ブームが継続するなら、日本電子のこの分野の受注はかなり追い風を受けると考えられます。

ちなみに、あなたが以前から注目されている日本電子の事業の中では、私は今後5年を見るなら「NMRよりも、構造形状計測機・半導体解析装置の方が成長余地は大きい」と見ています。