スペースXはこれまでロケット発射でどれほど失敗しているか

SpaceX は「失敗ゼロ」の会社ではなく、かなりの数の爆発・打ち上げ失敗を経験しています。
ただし同時に、打ち上げ回数が圧倒的に多いため、成功率は現在かなり高い部類です。

大まかに整理すると:

  • 初期の Falcon 1 時代 → 失敗が多かった
  • Falcon 9 時代 → 非常に高い成功率へ
  • Starship 時代 → 開発段階なので再び爆発を繰り返しながら改良中

です。

代表的な失敗を並べると:

ロケット 主な失敗数 内容
Falcon 1 5回中3回失敗 初期開発で連続失敗
Falcon 9 500回超の打ち上げで数回の重大失敗 かなり高信頼
Falcon Heavy 致命的失敗ほぼなし 比較的安定
Starship テスト段階で多数爆発 「試して壊して改良」方式

特に有名なのは:

  • 2006〜2008年
    Falcon 1 が3連続失敗
    → この時は会社倒産寸前だったと言われています。
  • 2015年 Falcon 9 CRS-7
    飛行中に爆発
  • 2016年 Falcon 9 AMOS-6
    発射台で燃料充填中に爆発
  • Starship
    初期試験では打ち上げ後に空中分解・爆発を何度も繰り返し。
    ただ最近は軌道投入や再突入成功など、かなり改善しています。

Falcon 9 に限れば、NASA資料では113回時点で4回の失敗扱いとなっており、成功率は約96%とされています。
その後さらに多数成功しているため、現在の実運用成功率はもっと高い水準です。

一方で Starship は少し特殊で、
「壊しながら高速改良する」開発哲学です。

なので SpaceX は:

「失敗しない会社」

ではなく、

「大量に失敗し、そのデータで急速に改良する会社」

という見方の方が実態に近いです。

実際、現在の宇宙業界では Falcon 9 は世界でも最も頻繁に飛ぶロケットの一つで、打ち上げ信頼性もトップクラスになっています。