第一次オイルショックの時、スズキ自動車の株価はどう動いたか

結論からいうと、スズキ(当時の鈴木自動車工業)の個別株価だけを詳細に示す公開データは限られるものの、当時の市場環境から見ると

👉 第一次オイルショック期には、他の日本株と同様に大きく下落した可能性が高い
👉 特に自動車セクターは「かなり厳しい側」に属していました

というのが歴史的に妥当な評価です。


■ 市場全体の動き(前提)

まず大枠として、日本株全体はかなり大きく崩れています。

  • 日経平均:
    1973年 約5200円 → 1974年 約3300円
    3割以上の下落

これは単なる調整ではなく、

  • インフレ(狂乱物価)
  • 金利上昇
  • 景気後退
    が同時に来た「スタグフレーション」型の暴落でした。

■ 自動車業界の位置づけ

オイルショック時のセクター別評価では:

  • エネルギー:好調
  • 素材:比較的堅調
  • 一般消費・耐久消費財(=自動車など):弱い

理由はシンプルで、

  • ガソリン高騰 → 車需要減少
  • 景気悪化 → 高額商品(車)が売れない
  • コスト上昇 → 利益圧迫

つまり**自動車メーカーは「ダブルパンチ」**でした。


■ スズキに当てはめると

当時のスズキは現在ほどグローバル展開しておらず、

  • 国内依存度が高い
  • 軽自動車中心(=景気の影響を受けやすい)

という特徴がありました。

したがって、

推定される株価の動き

  • 1973年(ピーク付近)
    → 高度成長の余熱で比較的高値圏
  • 1973年後半〜1974年
    急落(市場と同方向)
  • 1974年
    底打ち圏(需要冷え込みの直撃)

という流れだった可能性が高いです。


■ 補足:ただし「長期的には逆転要素もあった」

興味深い点として、オイルショック後は

  • 小型車・低燃費車の需要増
  • 省エネ志向への転換

が起きました。

これは後に
👉 スズキの強み(小型・軽・低燃費)と一致

つまり短期では打撃を受けつつ、
構造変化の恩恵を受ける側にも回っていく企業でした。


■ まとめ

  • 第一次オイルショックで日本株は大幅下落(約3割超)
  • 自動車業界は特に不利なセクター
  • スズキも株価は下落したとみるのが自然
  • ただしその後は小型車需要で追い風も