トランプ米大統領が25日、自身のSNSでFRBのクック理事の解任を発表し、FRBの独立性に対する懸念からダウ平均は一時下げる場面もあったが、本当に解任されるのか懐疑的な見方もあるなかで、売り急ぐ投資家は限定的だった。ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数も反発し、0.44%高となった。

 FRBにかねて利下げを求めているトランプ大統領からの圧力が増すとの思惑から外国為替市場で前日に一時146円台後半まで進んだ円高・ドル安が一服しているのも日本株にとって支援材料だ。27日早朝は147円台前半での推移となっている。

 市場参加者の目下の関心は米エヌビディアが27日に発表する5~7月期決算だ。人工知能(AI)向けの需要は引き続き旺盛とみられ、株価は最高値圏にある一方、中国向けのAI半導体輸出を巡る懸念も意識されている。決算に対するエヌビディア株の反応は東京市場のアドテストはじめ主要な半導体関連などにも影響する。積極的な売買を手控える市場参加者が次第に増えて、日経平均も上値の重い展開となるだろう。