国土交通省は25日、国道4739カ所で地下の空洞を確認し、うち119カ所は陥没する恐れが高かったとする2024年度の調査結果を公表した。老朽化した下水道管が原因とみられる埼玉県八潮市の県道陥没事故を踏まえ、119カ所全てで修繕に着手し、完了を急ぐ。調査は、直轄している国道のうち橋やトンネル区間を除く2万810キロを対象に5カ年計画で実施し、24年度はこのうち3079キロの状況を調べた。 

 

 

 空洞の深さや広がりに応じて危険性を3段階に分類。25年3月末時点で陥没の恐れが「高い」と判定したのは、深さ20センチ、幅1メートル程度の空洞といった基準に該当した119カ所だった。より深い場所で見つかった「中程度」(2076カ所)と、「低い」(2544カ所)は、交通量が多いなど重要度の高い計232カ所で修繕を優先的に進める。

 

  国交省は、119カ所の詳細な場所などは公表していない。担当者は要因として、付近の老朽化した上下水道管からの漏水や地下水の影響、地盤の強度不足などを挙げた。