銀行の対面窓口業務は近年大幅に減少しています。この傾向には以下のような要因が影響しています:

来店客数の減少

メガバンクの窓口への来店客数は、過去10年で3〜4割減少しています

 

全国銀行協会の調査によると、銀行窓口を利用する人の割合は2012年の92.7%から2019年には75.8%まで低下しています

 

デジタル化の進展

  1. ネットバンキングの普及
    スマートフォン向けバンキングの利用率は2012年の6.5%から2019年には20.8%まで増加しています
  2. キャッシュレス決済の拡大
    政府は2019年を「キャッシュレス元年」と位置付け、キャッシュレス化を推進しています

     

銀行の対応策

銀行は以下のような対策を講じています:

  1. 店舗の小型化・効率化
    三井住友銀行は2025年度までに店舗全体の6割にあたる250店舗を小型店に切り替える計画です
  2. 次世代型店舗への転換
    三菱UFJ銀行は店舗の半分を「次世代型店舗」に転換し、高性能ATMやテレビ電話による相談サービスを導入しています
  3. 特化型店舗の展開
    みずほ銀行は口座開設に特化した小型店舗を設置し、営業時間を工夫して利便性を高めています
  4. コンサルティング機能の強化
    三井住友銀行は店舗を「事務手続きの場」から「コンサルティングの場」へと再定義し、資産運用や相続相談などのサービスに注力しています

これらの変化により、銀行は来店者を確保しつつコストを削減し、デジタル時代に適応した新しい店舗戦略を展開しています。