日産自動車が9000名のリストラを発表した背景には、以下のような要因があります:
業績悪化
日産自動車の業績が大幅に悪化しています。上半期の決算では最終利益が前年同期比90%以上減少しました
このような厳しい経営状況を受けて、大規模なリストラに踏み切らざるを得なくなりました。
市場ニーズへの対応遅れ
日産自動車は主要市場でのニーズに適切に対応できていないことが大きな課題となっています
具体的には:
- 北米市場で売れ筋のハイブリッド車(HV)を投入できていない
- 中国市場では現地の電気自動車(EV)メーカーとの競争に苦戦している
内田誠社長も「お客様のニーズにお応えする商品をタイムリーに提供できていない」と認めています
生産能力の過剰
日産自動車は生産能力も20%削減すると発表しています
これは、現在の需要に対して生産能力が過剰であることを示しています。9000人の人員削減は、この生産能力削減に伴うものと考えられます。
経営戦略の転換
かつてのゴーン体制下での拡大路線から転換を図ったものの、今度は縮小路線が止まらなくなっている状況です
EVシフトを進めたことが、HV人気の高まりという市場の変化に対応できず、裏目に出た形となっています。日産自動車は、この大規模なリストラを通じて経営の立て直しを図ろうとしていますが、従業員からは不安の声も上がっています
今後、魅力ある車の開発・販売を通じて、いかに業績を回復させていくかが課題となっています。