あくまで私的な相場観ですが

 

この水準まで来て、これからどうなんだ?

評論家も、聞かれれば何かを言わなければ立場がないから、わからなくとも何かを言います

でも、そんな事、誰にもわかりません

1989年の時もそうでした

専門家は誰もが強気だった

だからこそ、見通しが外れて、バブルが弾けたのです

これまでこうだから、これからはこうだろう

「まず、外れです」

 

でもね、10人か100人にひとりは当たるんです(笑)

 

では、お前はどうなんだ?

そうですね、自信など殆どありません(笑)

相場とはそんなもんです

 

多くの方、証券・金融機関の専門家・アナリストは今年は日経平均4万円を行くことを前提に考えているようです

私もです

問題は、「何が」これから「どのタイミングで上がって行くか」、「何が下がっていくか」です

これが難しいのです

このところ、これほど日経平均は上がっているのに、上場来の安値、今期の安値、上場来の高値、今期の高値と極端です

1989年当時のバブル相場は、考えることなかった。とにかく、全部上がった。売り買いすると難しいが、保有していれば上がった。馬鹿でもチョンでも儲かった、それが1980年代のバブル相場だった。

 

しかし、大げさ言うために上記のように書いたが、実際はそんな簡単なことではなかった。様々な考えを持った投資家が飛び回っていたからです。買いでやられ、売りでやられ、そんなに甘いものではありません。気が付いた時には何分の一、なんてことになりもう、二度と戻らないという株もありました。

 

そんな中で、象徴的な動きはどうだったか?

 

当時の大活躍株は言うまでもなく金融・証券・不動産です。それらのピークは、1987年の春です。その後は、下げです。1988年、1989年の二年間バブルでは活躍していません。これが、現在の相場、今後の相場の大きなヒントだと考えてます。日経平均は上がろうとも、株価は上がらない、変な言い方ですが、そうなんです。ここ2、3年間で日経平均は上がっていても、株価はまるで上がらなった銘柄があったと思います。これからは、これまで上がった株が上がらず、だが日経平均は上がるようになると考えてます。