このところ赤字決算が出てから上がる企業が目立つ。
「2010年はまだそんなに良いはずがないのに、決算発表を見てやはり悪い!だが下げない。こんなわけがない、こんなはずはない。相場が間違っている、そのうちに下がるだろう、今日のこの戻りは空売りだろう?また上がる。何と休み明けになってみたら良いニュースなんてそんなに出ないのにまた上げている。」(x_x;)とこんな方が多いかも知れません。
今は上げ潮基調相場である。悪材料が出て上げるのである。市場はいくら良い情報が出たところで下げ基調の時には材料出尽くしで長続きはしない、しないどころか出たとたん下げだすことが多い。
今は所詮業績相場ではない。何せ1/3の企業は赤字である。2009年3月期の最終結果もこれまでに見たこともない結果であることは容易に想像がつく、ここが大事だ。「容易に想像がつく」のである。素人が考えても容易に想像がつくほどに業績要因では今の株価は説明がつかない。いくら話を作ることが上手いアナリストさえ説明をするに骨が折れるでしょう。
要するに今の市場、決算発表内容がこうだから「下がるはずだ」「上がるはずだ」では説明がつかないのである。
この休みにもう一度冷静になり、今の相場をどう解釈して行けばいいのか考えた方がよさそうだ。上げ過ぎた?CMEは9260円、ADRではトヨタは4000円台に乗せ、ホンダは3000円を睨む。
人は自分のポジションに都合のいい材料を正しい情報と信じたい。自分自身についつい言い聞かせるものだ。自分は正しいと。。。人は過ちの初期段階では自分に疑いは持ちはしない、持つのは確信だけだ。
業績では説明がつかない、相場は相場である。現実の相場に理屈をつけて相場を否定しても意味はない。
テクニカルアナリストは過去こうだったからこうだろう?分析はもう過ぎ去った過去である。そして、激動の今日において一年先の業績予想などアナリストは仕事だからしぶしぶするだろうが本心では分かるはずがないと常に思っていることは容易に予想が出来る。サラリーマンアナリストにおいては悲しく苦しい立場である。
投資家はプロもアマも明日を読み切ることなど無理なこと。それよりもどんな状況下に置かれてもある程度対応出来る売買技術を身につけておきたいものです。