日経
「G7が緊急共同声明、国際金融安定化へ「あらゆる措置」
日米欧の主要7カ国(G7)の財務相と中央銀行総裁は22日、電話協議を実施し、緊急共同声明を発表した。米証券大手リーマン・ブラザーズの経営破綻などを発端に国際金融市場が混乱する懸念が強まるなか、各国が緊密に連携して「あらゆる措置をとる用意がある」と表明。G7が協調して、金融安定化に臨む姿勢を強調した。
電話協議はポールソン米財務長官が呼びかける形で、日本時間の午後8時半から約30分間にわたって開催した。日本からは伊吹文明財務相と白川方明日銀総裁が参加。ポールソン長官が公的資金による不良資産の買い取りなど、米国がとりまとめた緊急対策を報告したうえで、共同声明をとりまとめた。
声明では、リーマン破綻を巡る米国の緊急措置を「強く歓迎」すると指摘。主要中央銀行が協調して実施した市場へのドル供給策を巡っても「国際金融市場の混乱に対処するため、極めて重要である」とした。 (23:21)」