「朝起きたら、知らない男の人が家で寝てたんです」


なんと!
一気に私の興味がマックス!
その話、もっと詳しく聞かせてくれませんか?


このお客様は女性。一緒に住んでいるのは、おばあちゃんと小学生の子供たち。


もう一人、成人した息子がいるんですけどね。朝、仕事に行きましたので、頼れる男性が今は家にはいません。


見知らぬ男。
しかも、服を脱いで床で寝ていたそうな…


ん?それって酔っ払っている?
単なる酔っ払らいが家を間違えて寝ていたのでは?


話を聞くと、どうやら、そうでもないみたいです。なんとシラフの状態だったそうな。


こんな状況は人生においてもそうはありません。さて、皆さんなら、どうしますかね?


今日はそんなお話です。


「寒い、寒い…」


床で寝ているその男は寒がっていたそうな。
そりゃそうですよね。パンツ一丁で寝ている訳ですからね。


第一発見者はおばあちゃん。朝起きてくると男が寒がっているじゃありませんか。


心優しいおばあちゃんが毛布をかけてあげたそうな。


そこへ彼女がやってきました。
男が毛布を羽織って床で寝ている。


最初は長男が仕事から戻ってきて、そこで寝ているのだと思ったそうな。


「お兄ちゃん、仕事はどうしたの?」


と勢いよく毛布を剥がした所、そこには見知らぬ男の姿!


「・・・」


そっと毛布をかけ直したそうな(笑)


ちょっと待てよ。冷静に!冷静に!
とにかく、自分に言い聞かせたようです。


そりゃ、そうですよね。
見知らぬ男が家の中で寝ている訳ですからね。
取扱に困ります。


「すみません、すみません」


話しかけても起きない…


困った彼女は警察へ電話をしたそうな。


「温かい服を着て、車の中で待機していて下さい」


それが警察の指示だったそうな。
さらに、すぐに向かいますとのこと。


なるほど。


身の危険の回避。
これが優先順位一位ってことね。


確かに、いつ男が起きて、襲いかかってくるかわかりませんからね。外に避難するってのは正しいでしょう。


コートを着て、外に出ようとした、まさにその時!


なんと、男が起きたそうな!


ギクッ!
その場に立ちすくんでしまったようです。


男は辺りを見回し、そして叫んだそうです。


「ギン!」


ギン?
ギンって何のこと?


「ギン!」


また男が叫びました。


トイレかな?と思い、トイレに向かって指を指した所、慌ててトイレへ駆け込んでいったそうです。


あっ!トイレだったんだ!


ギン=トイレ


私なら、この発想にはならなかったことでしょう。彼女は凄いです。


トイレから出てきた男。
二十歳前後、丸坊主、空手か柔道をやっているようなゴツイ体付き。


マジ、怖いわ…


とりあえず、服を着てもらったそうな。
それには素直に応じてくれたようです。


「見た所、あなたは悪い人ではなさそうだけどね…」


確かに、悪い人なら既に何かされているでしょうけどね。素直に服を着てくれた訳ですから、そう思うのも理解は出来ます。


「でも、知らない男の人が寝ていて私も怖くなってしまったの。だから警察に電話してしまったから」


話を聞き、「よくこれを言ったな…」と思いました。


警察と言う言葉を出した瞬間にスイッチが入るかも知れませんからね。逆上して襲われるなんてことも考えられますから。


「そうですよね。お姉さんも怖くなりますよね」


お姉さんと言われた所はスルーしました(笑)良かったね、おばさんって言われなくって(笑)


とにかく、その男は冷静であったようです。しかも、酔っ払ってはいなかったらしい。


「これから警察が来るから。来る前に出て行きなさい」


彼女は、そう言って何もなかったことにしようとしたそうな。


「携帯がない…」


えっ?携帯?
みんなでアチコチ探して回ると床に落ちていたそうな。


「早く出て行きなさい。もうすぐ警察来ちゃうから」


とにかく彼女は穏便にことを済ませようとしたようです。


「財布がない…」


えっ?
今度は財布?


またまたアチコチ探してみたものの、財布は見つかりません。


「ここに来る前に無くしてきたんじゃないの?」


「かも知れません」


「とにかく、急いで出て行きなさい。もうすぐ警察来ちゃうからね」


「はい」


男が玄関のドアを開けた瞬間、男は驚いた様子でその場に固まりました。


目の前には4人の警官が立っていたのです。


ずっと中の様子をうかがっていたようです。確かに変なタイミングで中に入ってしまい、人質的なことに発展しないとも限らないですからね。


男は振り返り、じっと彼女を見たそうな。


騙したのか?
ハメやがったな?
話が違うじゃないか?


男がどう思っていたのかは不明です。
しかし、じっと振り返り彼女を見つめていたらしいです。


「違うんです!この人悪い人ではないんです。違うんです!」


とっさに彼女は警官たちに向かって言ったそうな。


これはもしかして、ストックホルム症候群?
話を聞きながら、そう思いました。


人質になった被害者が犯人と長時間いることで好意的に扱ったり、かばったりするなんてことがあるみたいです。それをストックホルム症候群って言うんですけどね。


でもな、話を聞く限り、そんなに長時間じゃなかったようだし、そもそも監禁とかされてる訳でもないからな…


詳しい彼女の心理状態については判りませんが、とにかく彼女は男をかばったようです。


男は連行されていきました。


後からわかったことらしいが、お兄ちゃんが仕事で家から出て行った時、鍵をかけていかなかったそうな。


そのタイミングでその男が家に入ってきてようです。


どうやら、この男は未成年だったようです。


「かなりキツく怒りましたから」


警察から連絡があり、さらに、その父親が謝りに来たいと行っているようです。


彼女はその申し出を断ったそうですけどね。


それにしても、その男は何をしにやって来たんでしょうかね?


家に入り、服を脱ぎ、床で寝る。
ご丁寧に腕時計を外し、テーブルの上に置いていたそうな。


物盗りの犯行であれば、そんな悠長なことはしていませんよね。


金目の物を物色する訳でもなく、冷蔵庫を漁っていないとなるとお腹が空いていた訳でもなさそうだし…


単に眠かった?
酔っ払っていなかったとなると、お薬系?


自分の家と間違えるにはあまりに状況が異なります。だって、ここは3階建ての一軒家。マンションの隣の部屋と間違えました的な状況ではありません。


その後、警察からの連絡はないようです。


詳細については全くわからないそうな。
つまり、男の動機や処分については謎のまま。


はて?
これってどうなの?
一応、不法侵入の犯罪ですよね?


被害者が全く理解していない状況ってのも問題があるような…


彼女は訴えるってことはしないでしょうからね。永遠に謎のままかも知れませんね。


「今年はあんまり良い年じゃないって、マスター言っていたから…。新年早々、これかよ!って思ったし」


でもね、何も被害に合わなかった訳だし、何より誰も傷付かなかった訳ですからね。逆に運が良かったんですよ。


それからみんなで話をしました。
皆さんならどうしますかね?


「もし、朝起きて見知らぬ男が家で寝ていたら…」

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本日の体重74.2キロ
(10月28日スタート時80キロ)