二上山の麓、奈良県 葛城市にある當麻寺。
曼荼羅にまつわる中将姫伝説で知られる古寺。
中将姫は、藤原不比等の孫娘にあたるとされている人物で、幼い頃から天皇に召し出される程の美貌と才能に恵まれた人物。
長谷観音のお告げにより、蓮の糸を使い、一夜で当麻曼荼羅を織り上げたと言われている。
當麻寺のご本尊に壁一面に織り描かれた 当麻曼荼羅 が中将姫の表現の豊かさを感じさせる。
まるで言語造形の作品のよう。
当麻曼荼羅は生命の樹をも表し、古事記、祝詞や経典、また旧約聖書も突き詰めれば同じ意味合いを促しているように思う。
神仏融合。宇宙の法則、内なる心と言った感じ。
當麻寺の近くにある石光寺。
こちらも、中将姫に所縁あるお寺で境内に二上山を彷彿とさせる盛り砂があり、山の上に玉を置いたような造形にも思え、前方後円墳を感じさせる。
二上山の西にある前方後円墳の形に、当麻曼荼羅の真の意味合いを示す太古のメッセージや、あるいは、五芒星と六芒星を表し、生と死、神仏、表裏一体や融合を示しているように思う。
帰り際、中将姫の喜びが溢れるような夕日が差し私たちをお見送りしているかのよう。
視点や物事の捉え方、晴れやかな心を教えてくれているようで、物事を感覚で捉えることで、本来の自分、自分らしい自分に出会ることを促しているように思えた。
本来の自分を信じる。
それは、自らの心の当麻曼荼羅を織り上げていく作業でもあるように思う。


