ブログは勝手な独り言を書いとけばいいや、って思ってた。

 

ところがR-Taroさんのブログにリンク貼られてからアクセスが増えとるやないか!

やばいなぁ、変なこと書けないじゃん、っていうのと、見てもらえると嬉しい。承認欲求をツンツンと突かれると素直に嬉しいので、やばいこと書けない VS 承認欲求 の板挟みを、小心者としては悩む。

でも、しょせん鼻クソみたいなところなので、このままの路線でいくことにします。

それで、アクセスがちょいと増えて感じたこと。

やっぱり65歳のジジイということもあり、通好みとか、おっさん喜び系とか言われたら嬉しいな、というイヤラシイ考えが出てきた。

簡単に言うと、わかってる感出したい、ってことです。はい。やだなぁ。年とるのは。

 

それでホンダのバイクが多いので、今回はヤマハの話。

おっさん喜び系ヤマハといえば、やっぱりMidnight SPECIALでしょう。

あのころは何でもミッドナイト・スペシャルだったような。たしか原チャリもあった。

Wikipediaみたら、こんなかんじ。

 ポッケ

 RX50スペシャル

 XS250スペシャル

 XJ650スペシャル

 XS850スペシャル(輸出専用モデル)

 XV920ビラーゴ(輸出専用モデル)

 XV1000ビラーゴ(輸出専用モデル)

 XS1100(輸出専用モデル)

<ヤングマシンからのXS1100>

 

650ってXJだっけ?XTかXSでチョッパーハンドルのミッドナイト・スペシャルじゃなかったっけなぁ。

それにしてもビラーゴってなつかしい。250もあったなぁ。Vツインの2気筒。ルネッサとか今乗ったらかっこよさげ。

 

そうそう、でミッドナイト・スペシャルの話。

現在のミッドナイト・スペシャルは、FJR1300の20周年アニバーサリーエディション。これでしょう。やっぱり。

金色のホイールはともかく、なんですかこのシート下で金色に輝くFJRのロゴは。このFJRの下にもう一行MidnightSpecialってあの筆記体で入れてくれー!って思ったおっさんは多いと思う。

<Amazonのタミヤのプラモデル>

このサイドカバーと同じ金色のMidnight SpecialロゴをFJRの下に追加。

 

この配色でアニバーサリーエディションでございます、って売ってきたところがヤマハの狙ってるターゲットが明らかに60歳ぐらいのミッドナイト・スペシャル世代のおっさん、ってことがモロわかりです。

 

ただヤマハのWebサイト見ると、このFJRも生産終了したみたい。

ヤマハの4気筒は、R1もやめちゃうらしいから当然MT-10も無くなる。店頭在庫が唯一の最後の新車で買える四気筒かも。

FJRは乗ったことないけど、見た感じ300Kgぐらいあって材料や仕上げもケチってない作りは、ちょっと前のヤマハらしくてかなり丁寧だろうな。なんといってもヤマハのフラッグシップバイクでヨーロッパでも売れてるらしいし。それが終わっちゃうのはちょいとさみしい。

BOLTもちょいと前のヤマハらしくて仕上げがとても丁寧で良いバイクだった。形はぜんぜん違うけどFJRとBOLTは同じ感じというか、同じ雰囲気の設計の人や作業員の人たちの世代に作られた気がする。

そーいや店頭在庫の黒いFJR新車だけど、おとといR-Taroさんが温泉の湯気の向こうで欲しいぃー!って悶絶してたようにぼんやりと覚えてるな。

 

最近のヤマハは3気筒に力を入れてて、一回しか乗ったことないけど強く印象に残ってるのはMT-09の初期のやつ。

ひし形のスピードメータが横にずれてついてるオレンジにやつに試乗したことあるけど、あのAモードにはビビった。

山手通りのお店で試乗させてもらったんだけど、最初はBモードになってた。信号待ちで当然Aモードでしょう、ってことでお気楽にアクセル開けたら、なんじゃこりゃぁー、こんなもん売ってもいいのか!って超ビビった。あのときはRZ350 の6000回転から上の再来じゃん、って思ったもん。

あれは、危ないバイクだったとおもう。ほんとに。

<Aモードはビビった>

 

ヤマハのお店に行きます。カタログ見ます。新しく出たMT-09は軽くてかっこいいです ってなって、はんこ押します。ナンバーの付いたバイクが届きます。乗ります。Aモードにします。超ビビりまくる。だったんじゃないの。

ま、試乗しないで買う人は最近はいないらしいので、あのAモードが好きな人しか買わないので平気なのかもね。

ただ不思議なのは、あのバイクって、どうやって国土交通省に認可させたんだろうなぁ。不・思・議。

ナンバー付いて保険も入れるんですよ。公道走れるんですよ。まじで。そのプロセスもほんとに The Dark Side of Japan です。

国交省の役人が来ないような磐田の山奥で職人さんたちが日本刀を作る刀鍛冶みたいな感じでチューニングしまくったのがAモードやその後出てくるSPじゃないの、って思ってる。

今考えても、当時のヤマハの国交省との交渉能力、素晴らしいですわ。

で、そのあともR-1Mだって同じように誰でもお店で買えるしナンバーつけて公道走れるんだもんね。

凄いぞヤマハの交渉力。

でも、ぎゃくに日本の国交省の役人、頭おかしいのかも。 だってR-1MとかCBRのRいっぱいのバイクとか誰でも買える状況を知らないんじゃないの? H2ってロケットだけだと思ってるんじゃないのかな、と思っちゃう。

 

それでMT-09は買ったのか?って言われると、買ってない。

軽くて走りも素晴らしいのは理解してるつもり。ただ、ほんとに個人的な思いなんだけど、最近のMTには作りの良さとか質感とかが、ちょっと足りないかな、って感じてる。もちろんバイクの方向性がBOLTとは違うけど、ちょっと昔のヤマハみたいな質感のバイクだったらもっといいのに、とは思う。テネレのほうが作りがいい感じがする。

<BOLTはいいバイクでした>

 

ヤマハのバイクは細かいネジなんかも使い分けてて綺麗で作りもいいってイメージなので、以前2007年のモーターサイクルショーで展示してたサクラみたいなのが出たらほしいな。

 

<Webオートバイから>