「いける、主人公?」「いけます、主人公」
のやり取りで予告からぐっと心掴まれた「ほなさいなら」。
グレショーとしては15公演目。私が見るのは3作品目。
時代劇、ミュージカルに続いて人情喜劇。
本当にグレショーという番組がAぇのものでよかったって毎回思います。
他のグループがやっていたら妬いただろうなぁ。
グレショーをずっと続けるのはスケジュール的にもすでに大変そうなので難しいと思うけど、
6人での舞台はずっと続けてほしいなぁ、と思っています。
稽古初日に3人しかいなかったのには驚いたけど、
収録スケジュールから考えて、コロナの時だったのかな?と思い当たって、
結構ガッツリ症状が出ていたはずなのに、治ったとたんに
グレショー稽古、関ジャニバック、WESTバック、朝から晩までAぇちゅーぶ、
そして24時間テレビって本当にどんなスケジュール…って頭を抱えました。
今は若いからできるけど、身体だけは本当に大事にしてください(母親目線)。
そんな第15公演「ほなさいなら」
間の取り方については雑誌でも話してたし、稽古中もすごく苦労してたけど
その苦労を感じさせないほど、一つ一つのやり取りが絶妙で、自然で、
間というものの大切さを知ることができました。
「間」一つで本当に全てが変わるんですね。
三哉も昭徳も呟く「古い家ですよってに。さぁさぁ、どうぞあがってあがって」
はきっとお母さんの口癖なんだろうな、と思っていたけれど、
その言葉でお母さんがいなくなった寂しさや、お母さんへの思いを感じられて、
さらに昭徳の言い方で、すごく温かいお母さんだったんだろうなって思いました。
そして最後の最後にようすけ(変換できないから平仮名でごめんなさい)がこの言葉を発した途端、涙が止まらなくなりました。この言葉が母そのもの、というかんじがして。
一度も現れないし、棺もないし、写真も見えないし、みんなの目線だけでしか「母」は感じられないのに、確かにそこにいた。
余計な演出をしなくても、私の中にしっかりとお母さん像が作り上げられたのは、
正門くんの母として佇まいがしっかりしていたからなんでしょうね。すごいな。
言葉に詰まるたびになんとも言えない表情をしている三哉が、
幼馴染相手にああいう顔をするのだから、
外ではどんな表情になって堪えているのかと思うと切なくて。
こういう役をやるのは一歩間違えると全てが台無しになってしまうからすごく難しいと思うんだけど、
佐野くんのは自然で、すっと受け入れられた。佐野くんも本当にすごい役者さんだよね。
また消し好き終わりのこじけんがすごくよくて。
なんだろうなぁ。なんていうかなぁ。よかった。
本当に自然にそこに昭徳として存在してた。
靴を揃える仕草でちゃんとした子なんだろうなっていうのがわかるのも好きだった。
博信は後ろ向きで靴脱いで、ちゃちゃって揃えてた。
それはそれで優しいいけど細かいところには気がつかない博信の性格が出ててよかった。
そういうところで役としての人となりがちゃんと出るんだなぁって改めて思った。
その仕草の一つでその人がどんな人かを伝えられるものなんだなぁって思った。
一話目はくすくす笑っているうちに話が進み、
二話目は笑いながらもちょっとだけ切なくなったりして、
三話目はちょっとしんみりしながらもクスッと笑って
四話目は泣いて、
で五話目に救われた。
笑いの量と話の本質のバランスが少しずつ変わってて、
三哉や雄二の関係が分かるにつれて少しずつ話が重くはなるんだけど、
ところどころに織り交ぜられる絶妙な笑いで
全体的になんだか心があったかくなるのは不思議でした。
それが野村さんの力なのかもしれない。
四話目で幼馴染たちが「雄二とお母さんは似たもの同士ぶつかり合ってたから」って話してたけど、
五話目でお母さん自身も「よく似てる」って話してて、
それはぶつかり、傷ついた側の雄二としては受け入れ難いことかもしれないのだけれど、
なかなか帰ってこれない優柔不断な一番上の幸一にいちゃんをお寿司を買うついでに迎えに行くところとか、そのお供に正見を連れて行くところとか、
はたまた三哉に「お前、ようしゃべれるようになったな」と声をかけるところとか、
よく周りを見ていて、面倒見が良くて、本当にお母さんそっくりだった。
「ようしゃべれるようになったな」という言葉なんて
ともすれば冷たく聞こえるのに温かさしか感じなかった。
お母さんと話すときは言葉がつかえることなく話せた三哉。
これからその役は雄二兄ちゃんが担うんだろうなって思う。
これからも三哉はひとりぼっちじゃないし、雄二がいるって分かってほっとする。
それにしてもどうして正見だけは雄二のことをあんなに怖がっているのに雄二と呼び捨てで呼ぶのだろうと思ったのですが、
もしかしたらまだ年上とか年下とかいう概念のない頃からの一番古い幼馴染が正見で、
だからこそ雄二は背が抜かれてもまだ「チビ」と呼んでいて、幼い頃の名残のまま正見も「雄二」と呼び捨てしていて、小さい時からいろいろあったから怖いけど、でも呼ばれればついていってしまう、そんな関係性なんだろうなと思い当たって、また泣けてくるという。
ガチネバ行く前に泣いてしまって大変だったのよ、本当にもう!
でも、本当に心に染み渡るいい舞台でした。
いろんなところで間が悪く、全く空気の読めない博信も、
晴れ晴れとした顔で送り出してあげる昭徳も、
一番お世話になっていて泣く正見も、
それぞれが三哉の支えになる幼馴染で、
ヤンキーだけど、怖いけど、
しっかり見ている雄二もいるし
本当に人のあたたかさに泣いて、優しさに救われる舞台でした。
見ている私まで救われた。
泣かされるのが嫌いだからと4話をさらっとしか見なかったのが悔やまれる。
でもその分、5話をたくさん見ようと思います(*´꒳`*)
ここからは何かに繋がるのかなぁととっていたメモ。
全く関係なかったけど、消すのも惜しいからそのまま一緒に出すことにします。
ー自己紹介ー
佐野
「このグループの最年少で、20歳です。」
「お酒は?」
「こんなに弱いやつ見たことないっていうくらい弱い」
かわいい。
リチャ
「アメリカと日本のハーフで、英語は喋れません」
「趣味は?」
「細かい作業が好きで。最近は…粘土」
「粘土?粘土??」
「粘土細工みたいなものを」
「変やな」
前ラジオで話してた粘土がここで登場。色混ぜて薔薇とか作るって話してた記憶が。
寝込んでた時に聞いてたラジオだからすごく印象に残ってる。
末澤
「グループで最年長です。27歳です。狂犬って言われてったりします」
「狂犬??字に起こすと狂った犬?」
「狂った犬。はい。」
27歳の末澤くん!結構前ね。
「佐野くんから見てどうなの?」
「はじめましての結構年上のスタッフさんがちゃんと気ぃ遣ってる。」
そして末ちゃんに小突かれる(笑)
ー好きなタイプー
末澤「ハキハキしてる。気が強い子」
リチャ「個性があるっていうんですかね。自分を持ってる子」
佐野「グループでも末っ子やし、家族でも末っ子なんで、引っ張っていってくれる子ぐらいが好きですね」「かわいいな」
あ、私の声が漏れたのかと思った。
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2日目 最近腹立ったエピソード
こじけん
新幹線で椅子を倒すときに、「後ろ倒していいですか?」って絶対聞くようにしてるんですよ。「倒していいですよ」って言ったから倒したら、後ろからトントンってされて、「すみません、倒しすぎです」って言われた。
正門くん
ほんまに些細なことやったら、ちょっと大きめで着たくて買ったGジャン、洗ったらぴたぴたになっちゃって、3、4万したのになぁって。
ここで 末澤くん
「グレショーで今ままで佐野が主演やったことないんですよ。現段階で、佐野がなる可能性はあるんですか?」「高いと思う」「お!」「お!高い!」「高いってどれくらいの?」「ガチやん」「おばあちゃんと一緒に住んでて、おばあちゃんがグレショーも大好きで、『なんでまぁちゃんは主役ないの?』って。情に訴えるつもりは全くないんですけど(笑)」「カメラさんいいですか?おばあちゃん、佐野くんすごくいい子に育ってます」
うんうん。
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4日目 やっと全員が揃う。
みんなが集まるとやっぱりホッとするね。