こちらにきてから、free RITA をよく見る。開存率がRadial よりも良いというデータがあるのは知っていたのだが日本では全く使っていなかった。RITA は in situ でDiagonal branch や IM、OM まで使ったのを見たことがあったが個人的にはDiagonal branch までしか使用していなかったし、RITA-LAD+LITA-PL というオプションぐらいだと思っていた。CABGが年間200件あるような病院に勤めたこともあるがそこもそんな感じだった。
この原因を自分なりに考えたのだが、中枢吻合が難しい、これに尽きると思う。個人的にもITA 中枢吻合はITAが細いからあまり好きではない。こちらのAttending Surgeon のDr. L も全く同意見で、しかも彼はRITA-LAD は再開胸時のことを考えて絶対に置かないとのこと。結局、Dr. L はin situ でRCA本幹に使っていました。
一方、よくfree RITA を使うDr. Rf は基本的にCx 領域へのバイパスに使用している。理由は左冠動脈領域の方が右冠動脈より重要だと考えてのことらしい。結果的にCx へのバイパスの中枢吻合は大動脈に垂直に立つ感じになりとてもきれいだ。RCAへのバイパスの中枢吻合は少し覆いかぶさるのに比べてかなり縫いやすそうなイメージがありこれも身に付けたいと思っている。free ITA 用の大動脈パンチャーの大きさなどまだチェックできていないことが多い。