先週の学会でのハンズオンでの話し。


小規模な学会だったこともあり、少人数2-5人で1時間のコースをいくつか回るというもの。まずロボットサージェリー、初めてダビンチのトレーニングマシンをやってみる。思ったよりも手軽にできるのと手首の小回りが細かくできてすごい。もっと普及してもよさそうだが、あんまり普及しない理由はなんなんだろう?高額な値段とセッティングにかかる煩雑さだろうか。3DメガネでMitral Repair も見てみたがよく見えた。


TAVIでもトレーニングマシン、この出来もすばらしい。wire が 大動脈を折り返す際のwire の手触りが本物にとても近い。TAVI を本格的にする場合にはとても役立つだろう。


MAZEでは自分でmonopolar、 bipolar で豚の心臓を焼いてみるが、、、うーんこれはいまいち。


最後に低侵襲手術での視野出しの説明で小さな部屋に連れて行かれる。真ん中に大きな人形が置いてあると思って、これもトレーニング用の部屋と人形かと思いきや。。。献体であった。これはちょっと日本ではありえないんじゃないだろうか。その効果は絶大で講義やスライドでは分からない細かい技術的なことがとてもよく分かった。


以上、かなり充実した時間を過ごせた。

一例目を皮切りに症例がどんどん回ってくるようになった。これは良い傾向でいったん信頼を得ると爆発的に症例数がのびるはずだ。今はそのテスト中といったところ。なにしろ日本で術者だったという売り込みで留学しているので向こうもチャンスをくれる。


今日はOPCAB2件縦、といっても1件目は珍しいLITA-LAD一枝バイパス。まずお目にかからないおいしいケースで問題なし。2件目はLITA-LAD、SVG-PDAの2枝、LITA-LADはよいがPDAの末梢側とサイドクランプ中枢側、両方とも下手すぎた。


まずあんまりサイドクランプしたことがないのが問題。あとは縫い方も違う。こういったことに慣れてイメージトレーニングする必要もある。結局、中枢吻合は出血するし、なによりも美しくない。末梢も死ぬほど時間かかった。シャント挿入して縫うの難しいなぁと再認識で、とほほな修行中です。


今日もattending surgeon はDr. Rmだったが、よく我慢してくれたなぁと後になって感心。多分、リサーチもやってるからご褒美という意味合いもあったんだと思う。これからもリサーチもがんばろう。


あとはこんなことなら研究でブランクを作らず日本で臨床続けときゃ良かったんじゃないだろうかということが脳裏をかすめるが、そんなことはだんじてないはず。数年後には満足できてるはずだ、と自分に言い聞かせる。

先日ようやくCABGの執刀がまわってきた。リサーチでお世話になっているDr. Rm 前立ちでの執刀。彼との単独CABGの初症例での執刀となり指導医としての度量もいかんなく発揮するDr. Rm。


恥ずかしい話だが数年ぶりのCABG、心停止にも関わらず最初の末梢吻合では手の振戦あり。いい年をして恥ずかしい。吻合はまずまず。2本目からは手も動き出す。


グラフト側のバイトが薄すぎるという指摘をもらったが、あとはOKとのこと。そのバイトも完全にDr. Rm のパクリだったのだがダメだったか。でも今後も手術させてくれそうだ。


手術をさせてもらえることへの喜びと感謝。長らく失っていたものである。えらく遠回りして再度異国で研修医生活を開始しているが、このような初心は大切に持ち続けたい。