今日はDr. Rf の肺動脈血栓内膜摘出術、一件のみ。これで見るのは2件目だったのだがみているだけでも充分恐ろしい手技だ。ただ今日は2回目だけあって前回よりもかなり細かく見れたし色々と質問もできて少しトリックが分かってきた。おそらく簡単に切除できるところからさらに1cm-2cm奥まで内膜摘出するところにポイントがありそうでDr. Rf は、かなり腕が良いのだと思う。


驚くべきはその隣でDr. Rm が両側内胸を25分、CABG自体を1時間半で終わらしていたことだ。その後AVRも2時間弱で終わっていた。午後から大学の講義をするため、どうしても早く終わらす必要がありFellow/resident には何もさせてあげれないから今日は手洗いしなくてよいとのこと。。。いつもこれだけ早く終われるのに教育のためにfellow/resident を待ってくれていることに感動。RITA採取だけ少し見学できたが異次元の動きだった。全く出血も無くスーパードライでスパスムも無し。何が違うのか聞いたところ「無駄な動きや余分な剥離をしていないだけ」とのこと。。。


通常、日本人のCABGはかなり上手いし早いと思う。ただ早いと言われる人は粗いことが多い。多分早い=上手いという迷信のせいだと思う。この粗い+早い手術ができるかどうかは手術の腕ではなく度胸の問題のような気がする。Dr. Rm に関しては上手い。早いけど上手い。あまり急いでもない。異次元のレベルである。


今日もいいものが見れた。




病棟のシステムが変わり朝6時半に集合。各病棟でミーティングがあり10時半にはほぼフリーになる。そのおかげで今週はリサーチが格段に進んだ。リサーチするには、やはりある程度の暇な時間が必要だと思う。


朝5時半には起きないといけないし夕方には眠くなるけど、このシステムなら病棟係も喜んでできるわ。

今日は休日on call だったがAVR 後のIE abscess で緊急手術の手洗い。Dr. Rf 執刀だったが弁輪下がnon-coronary leaflet からleft すべてと right-coronary までabscess、 特に左冠動脈口直下は完全に感染していて組織がどろどろだった。abscess の大きさからいくと今まで見た中で一番大きい。


基本的なストラテジーは完全に感染組織を切除。結局ほぼ全周性に自己心膜を当てて弁輪形成。そしてその上にAVR。教科書通りなのだが今日の症例に関しては範囲も大きくとても難しく思えた、が、きっちり決まってabscess だった部分への血流流入も無し。


Dr. Rf は教え好きで、術中しきりに「1回見といたら帰国後も一人でできるやろ。」と言ってくるのだが、、、


今日もいいもん見さしてもらったことは確かだけど。