引き続き心に残る名言シリーズ。



せっせと冠動脈バイパス吻合をしてる時にDr. Rm に言われた言葉。

「納得のいくところに針が出るように慎重にやりなさい。お前にとっては5秒だけど患者にとっては20年の重みがあるから。」


まったくもってその通りで完全な吻合を作る大切さを表しておりCABGの本質だとおもいます。


同じ理論で心停止した方がきれいな吻合が作れる可能性が高くなり大抵の患者さんのためには良いと信じているのですが、、、、、不幸にもオフポンプがマスコミに崇拝されている日本では口にできないことのひとつです。

Dr. Rf がよく口にする言葉で少しでも気に入らないとすぐ途中で止めて再吻合しだす。今後も心に残る名言になるだろう。

吻合の途中で形態を気にしたりゾンデを入れて確認したり必ず一度針を抜いて全層かかってるか確認したり日本時代は全然してなかったなあ。その理由は通常はOPCAB でシャント入れてるからやね。今後日本帰国後に改善する点があるとすると、少し落ち着いて全体像を意識しながら縫合することかなぁ。

今週は当直無しだったが朝6時半から毎日7時以降まで病院にいて疲労困憊であった。重症患者や緊急手術が多いこと、自分のやるパートが増えて自分が遅いことが挙げられるだろう。


開胸ひとつとってもこちらに来て改良が加わった。日本時代は何も考えずにがんがんいってたのでスピード力はあったのだが、こっちの術者はあまりにも出血を気にする。そのため皮膚レベルから止血重視の戦法を取らざるを得ず遅くなる。そこで確実に止血をしながら時間短縮する方法を模索し改善しつつある。


しかし手術手技最大の問題点はITA採取のskeletonization である。Pedicled に関してはストレス無く20分前後で1本は取れる。ただ電気メス(実際にはクリップとハサミのみ)でのskeletonization は別問題で昨日も一例目1時間、二例目2本1時間半かかっており自分自身も疲れてさらに遅くなるという悪循環があった。


昨日は術後、長時間一人でITA採取を考え直した。思い当たるふしが数点あり採取方法の細部を変えてみよう。。。と思ったら来週はskeleton の予定無し。。。