今日はDr. H と150キロのCABG後患者の reCABG +AVR、癒着しまくっていて本当にしんどい手術だった。個人的にはreCABGはやりたくないなぁ。。。でも今後は日本でもredo の手術って増えていきそうなのでこんなのこそ勉強すべきやろうね。


問題はポンプ離脱後に肺動脈にtear が見つかったこと。おそらくクランプ時に肺動脈もかみこみ、なにかの拍子に裂けたと思われる。特にredo 時や慢性大動脈解離の手術時には要注意だと再認識。Dr. Hはすごい狭い視野の中で、上手にrepair してたけど自分が研修医とやることを考えるとちょっときびしい。以前にも肺動脈tear を見たことがあるが、初回手術で大動脈をテーピングしないというのも将来の再手術を考えるとかなり良いことかもしれない。

ついに病棟から2人、昨日とおとといに移植リストに登録された。両方心臓はぼろぼろですでにLVADにのっているのだが、1人目は慢性的大腸憩室炎でワーファリンでINR1.5以上になるといつも出血が始まりコントロールできないもの。地味な出血なのだが1ヵ月以内に4-5回同じエピソードが発生。2人目はLVADは正常に起動しているのだが症状のあるVTが多発するもの。2人目に関してはICD挿入で切り抜けれそうなのだが将来的なことも考えてのリスト登録か?来週のカンファレンスでよく聞いてみよう。


個人的な問題は、すでに心臓採取の当直に名前が入っていて次回自分が一人で取りに行く可能性が高いこと。今までの経験から心臓採取が決まってから出発まで5-6時間、長くて12時間クラスの待ち時間に加え病院出発から戻ってくるまで最短で8-10時間、採取することに自信もあまり無くナーバスだが仕事自体も地味にハードである。


将来帰国することを考えると心移植にはそこまで関わるべきではなく今やっている仕事をこなせば充分だろう。むしろHeart Mate Ⅱに積極的に関わっていこう、と思う。今後はすべてのLVAD挿入の手術+術後を見ていきたいとおもう。同じことがTAVIにも言えて、この2つは最低抑えないと海外にいる意味は無いだろう。まずはLVADから。

 

大きな変化は無かった8月。


手術面)Dr. Rmからのgive が2例、運針の仕方など細かい点ではまだまだだと思う。特に昨日の症例は忙しかったこともあり術前のイメージトレーニングをしなかったことが悔やまれる。ただgood の評価をたくさんのmentor からもらえた月だった。目標はexcellentなのでこのままもっと細かいところまで煮詰めていこう。Dr. Rf、Dr. Mr にもdistal 吻合をやらしてもらった。出血や血行動態の管理について言葉の壁を越えてようやく患者を手術中にまかせてもらえるようになりつつある。


リサーチ面)一本目の論文を一度ボスに提出。解析を再度やりなおして書き直し中。2本目はまだまだ。


英語面)ようやく早いコミュニケーションや術中の会話にも返しができるようになりつつあるがまだまだ。


以上をふまえて

9月は

手術面)必ず術前にすべてのメモに目を通すこと。CABG術前には運針も含め実際に持針器でイメージトレーニングをすること。

リサーチ)一本目の論文を必ず必ず高いレベルで完了させること。

英語面)馬なりで。