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under the rainbow

狂った日常と空

私は,朝夜にエストラジオール錠(製品名:エストロフェム)をのみ,朝と夜に2つに分割したアンチアンドロゲン剤(製品名:シテロン,アンドロキュアのジェネリック)を飲んでいる.

これらのホルモン剤は,内分泌系を女性らしくするわけだけども,どうじに肝臓に負担をかけるので

免疫系の働きを弱める.

そのために,私は体調を崩しやすいのであった.

最近,よく寝るのは,きっとそういったことが関連しているのだと思う.

すぐに熱が上がったり,咳が出るようになったり,

なかなかしんどい日々で,

宮沢賢治が求めた人物像 「雨にも負けず風邪にも負けず…そして人のために生きたい」

というモノとは,真逆の人生を求めて,生きているのだなと思う.


さて.

私は両性愛者である.

本日,「性差研究入門」という大学院科目の授業を受けたんだけども,

「リプロダクティブヘルス」すなわち,「性と生殖に関する健康」というものがテーマであった.

しかし,この「リプロダクティブヘルス」に,同性愛関係における性行為の危険性は,一切無視される.

この領域の草の根活動をうかがうと,「外部講師として,中学高校に赴き,性教育の授業をする」らしいのだが,

この時の「性教育に同性愛」は,どうやら含まれない.

彼ら・彼女らの領域の研究によれば,「性行為に伴うリスク管理は,個人の自己肯定感,そして教育が影響する」ということが,構造方程式モデルを用いて明らかにされている.

しかし,少し考えてみよう.

「性教育」の範疇で,取り扱われなかった,同性愛者・両性愛者は,一層その性的指向に関する異常性を実感する可能性がある.

また,「普通は異性愛」ということを暗に秘めた「異性愛主義的性教育」が,なおさら彼ら・彼女らの同性愛・両性愛者としての自尊心を低めるだろう.

大多数の自己肯定感は,授業によって上昇するが,おおよそ5%は明確に存在するとされる同性愛者,それ以上に存在しうる,両性愛者の自己肯定感は,非常に低いまま,あるいは,さらに低くなると思える.

「教育」ですらつまはじきものだからだ.

そうすると,同性愛者における「売り専」などが生じる理由も見えてくる.

これらのことが気になったため,質問したところ,以下のような回答を得た.

「同性愛を含めた性教育をしたいというひともいるが,この人達がアクションを起こし,教育機関に頼むと,「子供達にはまだ早い」という回答があり,実際に活動することが出来ないのが現状である」

なぜ,「異性愛における性行為」に関する教育は,中学高校の生徒にとって「適当」であるのに

「同性愛における性行為」に関する教育は,「不適当」なのか.

まさに,同性愛に対する偏見を反映している.そう考えざるを得ない.

私達の上の世代が,抜けられないスティグマに絡め取られ,そうして,次の世代にも伝播していく.

そしてまた次の世代も,教育機関とは無関係のところで「同性愛」を知り,偏見が増幅され,一方で,その次の世代へは,「臭いものにはふた」をして,伝えることもない.

トランスジェンダーであり,両性愛者である私は,

経口ホルモン摂取の影響と,そしてこういった,意味の分からない社会のせいで

体調不良を加速させる.
昨日だーちゃんは夜勤明けで,お仕事がおやすみだったので,

夜は一緒にいることが出来た.

ご飯も一緒に食べたし,お風呂も一緒に入ったし.

とっても幸せだった.

んで,私はねよーっとって思ったんだけど,だーちゃんは,夜勤明けでお昼の間中寝てたから,私と同じタイミングでは眠くなかったみたい.

でも,一緒にごろごろしたかったから,私はしばらく待ってたんだけど,

待てど暮らせどやってこない (こっちにもうすぐ来るのかな? って思えるようなこと言ってたからなおさら期待してしまっていた)

んで,なんだか寂しくなりつつも眠った.

だーちゃんがベッドに入ってきたのは朝6時頃.

だーちゃんは身体が冷えてた.

私は,それでなんだか悲しくなってしまって,怒った.

「起きてるなら,暖かくして.あと,こっちにまだこないんだったら,こっちにもうすぐ来るみたいなこと言わないで」って.

それで,なんだかぎすぎすしながら眠った.


今日起きて,だーちゃんが,「かおるちゃん,昨日寝た後ちょっとだけ起きて,色々言ってたこと覚えてる?」って私に言った.

私は覚えていなかった.こういうことはしょっちゅうある.

私は,眠りながら,あるいは少し起きつつ「だーちゃん,怒りんぼしてごめんね」って言ってたらしい.

怒り慣れていないと,こういうことになるんですね 笑


けんか という程のことじゃなくて,

時々こうして,お互いに,「自分を大切にしないことについて」怒ったり,悲しんだりします.

とってもラブラブです.
今年に入ってから2週間.

研究計画書作成のために頭を使っていたと言ってもいい.

つまり,それ以外のことについては,情報が入ってきてもそのまま抜けていて

頭の中はロジックを組み立てる作業だけに集中していた.

特に,1月6日からは,静謐な論理の世界に没頭していて

客観的には不健康に,主観的には健康な状態にあった.


そして,先日研究計画の発表が終わり,方向性が決まり,

実験の具体的な内容に着手しようかというところだ.

ただ,発表を終えて,今日一段落していた.

PCのvirtual DTの1画面には,twitterクライアントである夜フクロウがメインモニタに,

FireFoxがセカンダリで提示される.

すると,情報が流入してくる.

そして,今はそちらに対して思考が働いてしまう状態だった.

それらの情報には論理性など少しも無く,汚く,うるさい.

今日は身体は良く休んだ.

けれど,頭は,無駄に働いた気がして,とても疲れた.


現実世界は,うるさい.