アメリカで、Yahoo!が、User-sensitive pagerank の特許を取得しました。
こちらは、GoogleのPageRank同様に、
Yahoo!がウェブサイトの外的要因をRank化するというものですが、
その内容はGoogleとはやや異なる性質を持つようです。
特に特徴となるのは、
「User-sensitive」
であることです。
つまりユーザーに対して敏感であるということ。
具体的には、サイトの滞在時間やどこのリンクをたどってきたのか、
たまたま訪れたサイトなのか、本当にユーザーが欲して訪問したのか?
等々、検索ユーザーの意図を考慮してランク付けするようです。
また、ユーザーの属性も確認してくるようで、これに関してはパーソナライズドが進むことも考えられます。
詳細は、正式な文書 をごらんください。(リンク先は、英United States Patent and Trademark Office;英語です)
しかしながら、これは何を元にして判断してくるのでしょうか?
ユーザーの行動を分析してランクに影響させるということは
ユーザーの行動を分析することができる元データが必要となります。
まっさきに考えられるのは、Yahoo!IDでログインしているユーザーのログイン情報やそのユーザーの行動履歴を追うパターン。
そして、もうひとつ、あくまで可能性ですがYahoo!ツールバーも考えられるかと思います。
いずれにしても、これらはユーザーの承諾を得た上でとることになるのでしょうが、世の中で何度も繰り広げられてきた人権団体との攻防が行われそうですね。
まだ特許が出された段階ですので簡単にこれらの機能が実装できるとは考えられませんが、2004,5年に存在していたYahoo!Web Rankの生まれ変わりとなるのでしょうか??
(木村)